( 日比谷公園メーデー )
昨日の吟行会は16名、初夏の爽やかな風と青空の下で楽しく,真剣に
行われました。
地下鉄霞ヶ関駅~警視庁~桜田門~日比谷公園メーデー会場~東京駅(句会場)
皆さん健脚で,遅れる方も迷子もなく、橡の花の咲く官庁街をぬけ無事に吟行を
終えました。
私の知っている40年前のメーデー風景とは大いに違って,警察の警戒も少なく
家族連れ,外国人、コスプレでの参加とお祭り的な要素も見られます。
しかし、百年に一度と言われるこの不況下、プラカードには契約社員など雇用の
問題を掲げているものが多いように感じました。
今までの吟行会では歴史的な建造物や名所など句種がはっきりしている場所
で行われて来ましたが今回のように「生活・行事」を詠むのは難しかったようです
それでも多くの佳句を目に出来たことは連衆の力を感じます。この吟行会は
様々な結社やサークルからの参加で佳句をここに紹介出来ないのが残念ですが
恥ずかしながら、ころころの拙句を載せてみました。
開けはなつ桜田門や若葉風
先導は若き警官労働祭
メーデーの空突き上ぐる団結旗
履き慣れし靴の汚れや労働祭
新樹光風を湛ふる大欅