5月7日

2009-05-07 17:38:00 | Weblog

       ( すかんぽ・酸葉{すいば} )

 

鞠子宿すかんぽを折りとろろ待つ       細見綾子

 

すかんぽの酸つぱし臼杵石仏         後藤綾子

 

潮先のたぎちそめたる酸葉かな         石田勝彦     

 

酸葉噛んで故山悉くはるかなる                   石塚友二

 

        すかんぽと堀に映りし警視庁           (桜田門にて)

 

☆長いGWの休みのあとのお仕事は、毎度の事ながらつらい。
  

 写真のすかんぽはメーデー吟行の折,桜田門近くの堀端に一本あったもの。
 こんなところでお目にかかるとは,東京も捨てたもんじゃない。
 そうそう、皇居(江戸城址)は外堀、内堀というのに大阪城は濠というらしい・・・
 下町っ子のころころは堀がいい。錦糸掘、おいてけ堀、佃堀、堀だらけであり、子供の頃は
 どの堀もメタンガスが出て、どぶの親方みたいなもんでした。
 誰かのどこかの秀句で「鍵のいらない里」を読んだことがありますが、私んちのまわりでは
 内側から閂一本で戸締りです。 夏はお袋の団扇風で眠るのが最高でした。

           熱帯夜壊れラヂオの浪花節    

 なんて若い頃の句が有りますが、お恥ずかしい一席でした。


コメント (5)
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