5月11日

2009-05-11 17:14:55 | Weblog

     ( 祭 )

 

 「神輿深川・山車神田・だだっ広いが山王様」と昔から言われている東京
三大祭です。その中でも一番最初の夏のお祭が神田祭り。山車神田と言われた
山車も関東大震災であらかた焼失してからは、神輿が主流のお祭になりました。
5月7日が神輿の宮出し、9日が神幸祭、10日が宮入り、15日が例大祭です。
それに続く祭が浅草の三社祭。昨年は行儀の悪い江戸っ子の為に中止になった
本社神輿の三基が今年は宮出しされますが、例年浅草寺境内で観られたものが
今年は本殿の改修で町内渡御でしか見られないそうです。
5月15日大行列,16日町内神輿連合渡御、17日本社神輿の宮出し宮入り。
私の産土の本所、深川のお祭は隅田川を挟んで西側のお祭が大方済んでから
東に移ります。これは推測ですが江戸時代には西に商人、東に農、魚業の生活
があってそれぞれに商売繁盛・収穫祭と意味があったような気がします。
ころころも江戸っ子の端っ子。今まで担いだ神輿で一番重かったのが鳥越神社の
神輿・二番目が下谷神社の神輿でした。ちなみに大騒ぎになる三社の神輿三基の
重さはぶらさがりの人の重さで見た目にも小さな神輿です。

 

神輿追ひ銀座新富明石町         愛澤豊嗣
(神田祭の神輿)

 

御隠居も出そろふ神田祭かな       徳田千鶴子

 

三社祭橋のたもとのどぜう鍋        武田昌男
(浅草神社の神輿)

 

三社祭露地の稲荷も灯りけり        岩井愁子

 

永代橋落ちんばかりの神輿かな       中田みなみ
(深川八幡の神輿)

 

深川めし声の神輿の通りけり         大木あまり

 

鳥越の路地の奥まで祭かな          水原春郎
(鳥越神社の大神輿)





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