7月 10日

2020-07-09 14:43:57 | Weblog
                         冷奴・冷豆腐

          冷奴の語源ですが 大名行列の「槍持奴」の
          奴たちが着ていた半纏に由来しているというのです。 どういうことかというと
、         奴たちが着ていた半纏には、釘抜紋といって、四角いシンプルな図柄の紋が染められていました。
           冷たい豆腐が「冷奴」、湯豆腐のことは「湯奴」とか「煮奴」と呼ばれるようになったそうです
          (サイトの知識を拝借いたしました)


           

            釘抜紋<


     妻の留守昼は冷奴で済ます            栗田やすし


     物忘れ重なる夕べ冷奴              梅田 葵


     冷奴胡坐で父と酌みし日よ            国枝隆生


     冷奴柾目の著き利休箸              佐藤とみお


     看取り来て一人の夕餉冷奴            福田邦子


     冷奴老いて譲らぬ者同士             小長哲郎


     すててこが似合ふ齢なり冷奴           山原勇人


     居酒屋で子と汲む酒や冷奴            大橋幹教


     冷奴かえでの一葉添へにけり           利行小波


     子等去つて夫と無言の冷奴            牧 和代


     染付の鯉の箸置き冷奴              山下帰一


     冷奴くづして食ぶる一人の餉           山本法子



          



     もち古りし夫婦の箸や冷奴            久保田万太郎


     下戸われに酒豪の子とは冷奴           伊東 白楊


     何ごとも半端は嫌ひ冷奴             鈴木真砂女


     冷奴音なく食べて忌の明くる           大木あまり


     いさぎよく割箸裂きて冷奴            根岸善雄


     兄弟の夕餉短し冷奴               加藤楸邨




          
コメント (4)
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