7月 31日

2020-07-30 14:36:02 | Weblog
                        夏蝶・揚羽・しじみ蝶 など

          蝶々は一年中見られます、夏蝶といって特別種類が有るわけでなく
          蝶が成虫になる季節に応じて、「春型」「夏型」「秋型」などと呼ばれて
          いるようです
          春型 = 春に見られる姿
          夏型 = 夏に見られる姿
          秋型 = 秋に見られる姿   (ネットから知識をお借りしました)


     黒揚羽廃墟の城の水汲み場            細見綾子


     緑蔭の大地嘗め嘗めしじみ蝶           沢木欣一


     揚羽来る尚円王の玉御殿             栗田やすし


     雲走る三角点に夏の蝶              国枝洋子


     夏蝶来伊勢の家並の古格子            矢野孝子


     落日の妙義山背に黒揚羽             奥山ひろ子


     影見えて影より大き黒揚羽            梅田 葵


     夏蝶が舞へりダヴィンチ最後の地         上田博子


     夏の蝶尼僧の墓に翅休む             太田滋子


     御社を移せし跡や黒あげは            武藤光晴


     ペンキ塗り終へし濡れ縁揚羽来る         瀬尾武男 


     朝稽古果てし土俵に夏の蝶            奥山ひろみ



          



     生るるより烏揚羽の神楽舞ひ           吉田鴻司


     おのれより巨き影つれ揚羽蝶           福永耕二


     山の子に翅きしきしと夏の蝶           秋元不死男


     蜜を吸ふ紋鮮やかに黒あげは           右高芳江


     夏蝶や水郷の橋みな低し             渡辺初雄


     夕映えの田水を飲めり夏の蝶           水野時子




          
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