8月7日

2008-08-07 05:33:42 | Weblog

      ( 酔芙蓉 )

 

酔芙蓉紅ささやくと見る間かな      中村汀女

 

酔芙蓉をはりの花は酔ふかし       水原秋櫻子

 

白といふはじめの色や酔芙蓉       鷹羽狩行


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4 コメント

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Unknown ()
2008-08-08 22:19:14
酔芙蓉・・・名前も花も何とも言えず色香のある花ですね。以前吟行で行った小石川植物園に咲いていた大きな酔芙蓉の木を思い出しました。写真の花は見事に二色になっていますね。
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酔芙蓉 (ころころ)
2008-08-08 22:51:44
みさん、こんばんは
この酔芙蓉は赤塚植物園の花で大輪です
今日の句の選択をしていて気づいたことが有ります

秋櫻子が4Sの時代に虚子から離れていったこと
詩の世界が中心となる措辞「酔ふかし」は写生の表現と
しては主観の表現 読み手としては「洒落てて上手いな」
と感じますが、作者の主観が強ければ強いだけ景色の解釈
が限定されてしまうのでしょうね
それに引き換え狩行の句は客観写生句、仕舞いの色は読者
に託す 一見物足りなく感じても、奥深さと余韻を楽しむ
ことができます。
こんなことも考えている今のころころの勉強です
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酔芙蓉 ()
2008-08-09 07:20:37
私も三句を拝見して、やはり狩行さんの句が余韻があって良いと思っていました。読者に想像する楽しみを与えてくれますね。
とはいえ秋櫻子も、私の好きな俳人の一人です。
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秋櫻子 (ころころ)
2008-08-09 20:58:06
やはり俳句は生涯学習ですね
永く俳句をしていても、その時その時の年齢を重ねて
分かることが多いのです
でもけして無駄な学習は無かったように思います

私の先師匠は沖出身、主宰能村登四郎は馬酔木同人
つまり秋櫻子門下ということになります
その先師に手ほどきを受けたころころも系列なのでしょう
初学のころはその詩情に憧れていたものでした

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