Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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もうちょっとだけど・・・進まないな!

2013-11-22 19:23:33 | Lotus Seven S2
English Version

どうも天気が回復しないですね~!
山陰は午前中はまずまずの天気でしたが午後からは雨が降りました。
降水確率はそう高くなかったと思いますが・・・。
午前中の天気が良いうちに車のタイヤを冬用に替えておきました。
温暖な所にお住まいの方は冬になっても冬用タイヤなど使われない、それ以上に持っていない方もいらっしゃるかもしれませんが山陰ではほぼ確実に雪が降りますのでこの時期のタイヤ交換は欠かせません。
私は1シーズンに家族の持っている4台の車のタイヤを替えますが一雪降るとこの4台を一度に替えなければなりませんからかなり疲れます。
だからせめて自分の車だけでも天気が良いうちに、少しでも温かいうちに済ませてしまいたいのです。


さてセブンの制作はいよいよ終盤になっていますがなかなか完成しません、今日は完成すると思っていたのに・・・思わないトラブルが襲いまして・・・(笑)
本日のご紹介はサイドミラーの仕上げから・・・
昨日の画像でサイドミラーを取り付けていましたがまだ完成では有りません。
下の画像の様に鏡が取り付けられていません。
これは鏡の無い面にステーをハンダ付けしなければなりませんから目隠しにあとで鏡を付けざるを得ないからなんです、まあ構造上仕方ないですね。

一見同じ写真ですがこちらは鏡を付けたもの・・・
鏡はステンレスを丸く切り抜いて作りますが普通に切ってもこの様に奇麗に丸く切り抜く事は不可能です。
ステンレスですからポンチで抜くにしても曲がってしまい奇麗に加工するのは難しい・・・こんな場合は真鍮の丸棒におおまかに切ったステンレス版を2枚重ねてハンダ付けして所定の寸法まで旋盤で削りますと奇麗に丸く切り抜く事が出来ます。
あとは熱したハンダゴテをあてて分解して金属板に瞬間接着剤で仮固定してペーパーをかけ余分なハンダを取り除いてバフをかければ鏡の完成です。
取り付けは鏡用の凹みを付けてあったのでそちらに接着です。

次はワイパーアームを作っています。
画像では差し込み部分を持ち手で残していますがセブンのワイパーアームはかなり短いですよ~!

こちらはブレード側です。
素材は洋白線を潰したいつもの素材です。
ハンダ付けで組み立てますがワイパーはエッチングでなくても簡単に作る事が出来ますし形状も良い物が出来ますからぜひトライしてみて頂きたいです。

最後にブレードにアームをハンダ付けします。
持ち手を残していますので作業が楽に出来ます。
1/43の場合作る事よりもその部品を支える方法を考えるのが難しい様な気がします。
巧く支えれば完成したも同然です(笑)

ワイパーが完成しました!
でもこの後磨くのにバフをかけるのですが今回作った2本のワイパーはバフに弾かれてどこかに消えてしまったのは内緒です・・・(笑)
しかも次に作った物はほんの僅かに大きく作り直し・・・ウインドフレームに当たってしまうのです。
何本ワイパーを作ったのかわからない位作り直しました、おかげで時間が無くなりまして本日の完成は無くなりました・・・(滝汗)
最後の仕上げてワイパーの取り付けに一工夫します。
こんな場合の取り付けは差し込みピンをボディ側の穴に差し込んで接着して完了なのですが今回は実車同様にボディから斜めにパイプを出しておいてその穴にワイパーを差し込んでみました。
失敗して時間が無い場合焦って簡単で単調な作りになりがちですが、ここはじっくりと腰を据えて・・・(笑)

やっとボディにワイパーが取り付けられました・・・かなり時間がかかった作業でした・・・。

フロントのエンブレムを作ります。
普通なら打ち抜いたアルミ板で作るのですが丁度良い大きさが無かったのでメッキをしたエッチングの部品を探し出しましてそれを使いました縁は光ってくれますので良い感じかな!?

ナンバープレートのデカールを作ります。
ナンバープレートは適当に・・・と伺っていましたが少し有名な車の物にしてみました。
世界で一番有名なセブンS2は?
と聞かれて即答出来る方はかなりセブンに詳しい方でしょうね。
そのナンバーは「KAR120C」なんです。
この車はこの制作中の仕様では有りませんが・・・
イギリスのTVでのスパイ番組である『ザ・プリズナー』に出ていた主人公の車に付いていた物です、ご依頼者の方は番号は指定が無いとおっしゃっていましたのでそれでも少しだけ有名な番号をと思いまして作ってみました。

印刷して上からコーティングしました。
現在使用中のコーティング剤は専用の物ですが無くなったらタミヤの水性アクリル塗料のクリアーを使う予定です。

実車と同じくアルミ板を黒く塗ったナンバープレートに貼ってみました。丁度良かったのは理想の寸法を95%に縮小した物でした。
大きさの微調整の為に何種類か作っておくのは今や常識でしょう。
作り直しでロスする時間が惜しいのです。

デカールを貼ってから乾燥機で数時間乾燥させてすぐにラッカークリアーでコートしておきます。
ウレタンを使わないのは厚みを少なくしたいから。
ナンバープレートの様な物は意外と厚みが目立ってしまいますからね~。

本日は残念ながらここまでになってしまいました。
明日はナンバープレートの完成とフロントフェンダーの上の小さなウインカーとテールランプです。
このテールランプがなかなか難しいんだな~!(笑)