Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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リアアクスル関係を煮詰めています

2012-07-29 13:48:00 | Bluebird 1933
リアアクスルをリーフスプリングに固定するのは色々な方法が有りますがブルーバードの透し図を観察するとけっこう複雑な金具を使っている事がわかります、確かに重量はかなりの物になりますから堅牢な構造になってしまうのでしょう。
まずアクスル側の固定ですが2分割のホルダーの様な金具を使いボルトで締め上げて固定していますのでまずそれらしい金具を作ってみましたパイプは内径が2.0mm程度の物で幅1.0mmに輪切りしてあります。
その両サイドに内径0.6mmのパイプをハンダ付けしてヤスリで整形した物が画像の物です。
中央で切れ目が入っているのは金具の上下が別々の部品で出来ている事を表現する為ですが実際には一体構造になっています。
まだ試作段階ですので1個しか作っていませんがけっこう時間がかかりますね。


やっと片側分が完成致しました。
実際にどこに使うのかと言えばこんな感じになります片側に2個ずつでその間にリーフスプリングが入ります。


1時間かけてやっと1台分4個完成致しました。
厚みや形状を4個揃えて作るのはなかなか時間がかかる仕事ですね~。


実はリーフスプリングとアクスルの間にはもう一つ据わりが良くなる様な部品が付いております。
今からそれを作ります。
厚さ2.0mmの真鍮板を幅2.5mmにカットして2.1mmの穴を開けます。
この2.1mmというのが微妙な大きさでしてアクスルが丁度嵌り込む大きさなんです。


ヤスリで上側を丸くカマボコ型に整形して更に糸鋸でカットします。
細かな説明はなかなか難しいので画像を見て頂ければと・・・


こんなふうに使いましてカマボコ型の部分を4本のUボルトでリーフスプリングと連結するのです


以前、ご依頼者からのご説明を頂いた時にはエンジンの載せ換えによるボディの変更はボディ上部のカウルの部分と伺っていましたが資料写真を見ていくにつれてボディサイドも前に行くに従ってシャーシよりも上側の部分は絞り込まれている事が判明致しました。
それに伴ってノーズカウルの部分も変更を受けている様でしてどうやら形状がすっかり変更になっているらしいのです。
まあこれはご依頼者の方に何かを言える筋の問題ではないですね、自分の判断ミスという事です。
まあボディは真鍮板を叩こうかと考えておりましたので丁度良かったかも・・・
それに伴ってシャーシの高さを低く変更する事に致しました。まずは上側の折り返しの部分を糸鋸で切っておいて外します、厚みが薄くなりますからひ弱な感じですね。


シャーシの上側を曲線定規を当ててカットする部分をケガキしましたが、これくらいは低く出来る様ですね。




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2 コメント

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78が一応完成しました。 (ふくたろ)
2012-07-30 02:19:02
 昨日も製作風景を拝見させていただきありがとうございました。あれからまた着々とすすめられましたね。 さすがです、私にはまだまだ真似のできない領域ですw
 夕方別れ際に背中を押していただいたおかげで
なんとか見れるような形にできました。ww
ブログにアップしましたので、見て頂けたら幸いです。ww
 ではまた。
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完成おめでとうございます (渡部 洋士)
2012-07-30 14:35:11
1/43の第一作がタメオのロータス78だなんてなかなか素晴らしいですね。
あのキットはずっと1/43を作って来られた方でもなかなか完成を見ないキットでは無いでしょうか。
Web上でもタメオのインストのままフルディティールで作られた完成品は見た事無いですね。
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