踊る小児科医のblog

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熱中症に注意

2008年07月05日 | SPORTS
とうとう7月。この夏も猛暑というありがたくない予報も出ています。。
昨日今日と蒸し暑く、八戸も27℃。今年も熱中症のニュースが。。
この情報は昨年も書きましたが、再度紹介しておきます。
環境省熱中症予防情報サイト
http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/index.html

ただし同じ青森県でも、今日は弘前30℃、青森23℃、八戸27℃と差が激しいので、八戸の場合岩手や宮城も参考にした方が良さそうです。「表3-2 市民マラソンのための指針」をみると、今日のWBGT23~24度でも危険性は「高い」に入ります。さてどうしたものか。。(夕方まで待つと雨が降りそうだし)

しかし、この指針をみると、真夏の大阪、北京、東京などでマラソンをするなんて、どんなにとんでもないことかわかります。オリンピックは開催地選びよりも先に、開催時期を秋に戻すことを真剣かつ早急に検討すべきですね。真夏の東京五輪なんて絶対反対です。(観客も確実に具合悪くなる)

気温(参考) WBGT温度 熱中症予防のための運動指針
35℃以上 31度以上 運動は原則中止
         WBGT温度が31度以上では、皮膚温より気温の方が高くなる。
         特別の場合以外は運動は中止する。
31~35℃ 28~31度 厳重警戒
         熱中症の危険が高いので激しい運動や持久走など熱負担の大きい運動は避ける。
         運動する場合には積極的に休息をとり水分補給を行う。
         体力低いもの、暑さに慣れていないものは運動中止。
28~31℃ 25~28度 警戒
         熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり、水分を補給する。
         激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。
24~28℃ 21~25度 注意
         熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
         熱中症の兆候に注意するとともに運動の合間に積極的に水を飲むようにする。
24℃まで 21度まで ほぼ安全
         通常は熱中症の危険性は小さいが、適宜水分の補給は必要である。
         市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

表3-2  市民マラソンのための指針(Hughson,1983)
WBGT   危険度 警  告
18℃   低い  熱障害は起こりうるので注意が必要
18~22℃ 中程度 熱障害の徴候に注意し必要ならペースダウン
23~28℃ 高い  ペースダウン トレーニング不足のものは中止
28℃ きわめて高い ペースを十分落としても不快が起こる。
          競技を行ってはならない