踊る小児科医のblog

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麻生総理退陣要求(奈良県医師会)

2008年12月08日 | こども・小児科
#残念ながら、青森県医師会というのは何のためにあるのかわからない組織なので(←私見)、奈良県医師会のような立派な見解を世に問うなどということは到底期待できません。(申し訳ないとは思うのですが)

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平成20年11月28日
内閣総理大臣
麻生 太郎 様

社)奈良県医師会
会長 塩見 俊次

発言に対する抗議

貴殿は、11月20日に開かれた経済財政諮問会議の議長発言で、「たらたら飲
んで食べて、何もせずに医師にかかっている人の分の金を何で私が払うのか」
との主旨の発言をされました。

この発言は、病人をまるで悪者のように扱うもので、弱者への配慮を欠く軽
佻浮薄極まりないものであり、一国の総理の発言として看過できるものではあ
りません。

先日の医師の資質云々の失言に比べ、国民に与えた影響は重大であると考え
ます。

今、国を挙げて生活習慣の改善に取り組み、厳しい経済環境のなか、国民と
医療関係者が懸命に努力しているところであります。

また、我が国には、疾患を持つ弱者を健常者が支える共助・公助の精神に基
づく世界に冠たる国民皆保険制度があり、我々医療関係者はその堅持に粉骨砕
身の努力を行っています。

今回の貴殿の発言は、これまでの発言とともに他者に対する軽侮の念が明白
であり、断じて許されません。

疲弊した日本の医療の行く末と国民の幸福を担う総理としての資質を問わざ
るを得ず、直ちに退陣すべきと考え、ここに要求いたします。

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