踊る小児科医のblog

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小出裕章先生講演会 6/25八戸「私たちの暮らしとエネルギー 今こそ知りたい!わかりやすい原子力のお話」

2011年06月02日 | 東日本大震災・原発事故
「私たちの暮らしとエネルギー 今こそ知りたい! 小出さんに聞く わかりやすい原子力のお話」
 日時 2011年6月25日(土) 開場 14:00 開始 15:00
 会場 八戸市総合福祉会館・多目的ホール
 お話 小出裕章さん(京都大学原子炉実験所・助教)
 会費 大人 1,000円 大学生 500円 高校生以下 無料  託児あり
 主催 PEACE LAND  http://peaceland.jp 後援 青森県保険医協会ほか
→チラシPDF

(院内報 2011年4月・5月号より)

子どもを放射線被曝、特に「内部被曝」から守るために 内部被曝を過小評価し続ける政府

2011年06月02日 | 東日本大震災・原発事故
 福島の子どもたちへの放射線被曝が大変懸念されています。この間、厚生労働省の出したパンフレットや文部科学省の20mSvという基準(他県では1mSvが限度なのに福島の子どもだけ20倍でも安全とされた→実質撤回)が問題となり、「安全だ」という宣伝がかえって不安を拡大させる状況になっています。

 もちろんこれは福島だけでの問題ではなく、青森県内でも福島とは比較にならない程度とは言え微量の汚染が確認されています。原子力施設が集中立地している青森県に住む私たちは、自らのこととして考えていく必要があります。

 私たちが特に問題視しているのは、政府側が過去も現在も「内部被曝」の影響を過小評価し続けていることです。もし学説が分かれるのであれば、私たちは常に子どもの安全を重視する側に立って考え行動していくべきでしょう。

「放射線被ばくから子どもを守るために」(監修:松井英介・岐阜環境医学研究所所長、発行:セイピースプロジェクト http://www.saypeace.org/ )というパンフレットがその点で参考になりますので、ダウンロードしてご覧下さい。「おわりに」の部分だけを最後に引用させていただきます。

 なお、放射線被曝の影響を喫煙や受動喫煙と比較して「大したことはない」という話をしている学者がいますが、これは喫煙(50%死亡)や受動喫煙(10-20%死亡)のリスクが、放射線被曝(100mSvで0.5%死亡)、急性被曝(1Svで固形癌が60%増加)と比較して、途方もなく大きいリスクであることを隠した「詭弁」と言えます。受動喫煙と同様に、放射線にもどこまでなら安全というレベル(しきい値)はないというのが国際的な定説です。

『3月11日以降、地震や原発事故のことが気になって、安心して日常生活が送れないという人が多いのではないでしょうか。ただ一方で、「過剰な心配は必要ない。逆に健康に良くない」とか「出荷されている食品は全く問題ない」とか「誤った情報が風評被害を生んでいる」という声も多く聞かれています。周りから変な目で見られて、「こんなに心配しているのは自分だけだろうか」、「自分は変なのだろうか」と思ってしまっている人もいるかもしれません。

 ですが、心配するのが当たり前です。放射能は「ここまでなら被ばくしても大丈夫」ということは言えません。人体への影響ははっきりとしたことが分かっていません。安全を第一に考えるのであれば、最大限注意して、最大限予防対策をとることは、変なことではなく当然のことです。(中略)

 今回の原発事故、計画停電などで、私たちは自分たちの生活や電気・エネルギーの問題について多くのことを考えるようになりました。原発がなければ、放射能のことをこんなに気にする必要はなかったでしょう。

 いま、日本の原発は見直しが始まっています。東海大地震が起きたら、壊滅的な放射能被害を及ぼす危険がある静岡県の浜岡原発は、ついに停止が決まりました。原発に頼らない社会のあり方を考える時期が来ています。』

(院内報 2011年4月・5月号より)

予防接種の新しい情報:日本脳炎・MR・子宮頸がん・ロタウイルス・不活化ポリオ →詳報は後日

2011年06月02日 | 東日本大震災・原発事故
1)日本脳炎 19歳まで接種もれの方へ接種が可能に(7月頃から:未定)
 これまで7歳半~8歳と13歳以上で1期2+1回、2期1回、合計4回の接種が終了していない子への接種ができなかったのですが、19歳まで全ての年齢で接種ができることになりました。各市町村での対応は未定です。

2)麻疹・風疹(MR)4期 今年度は高2にも接種(7月頃から:未定)

3)子宮頸がん予防HPVワクチン 新たに1種類認可
 現在供給不足のサーバリックスに加えてガーダシルが加わる予定です。

4)ロタウイルスワクチン 認可へ
 乳幼児で重症化しやすいロタウイルスによるウイルス性胃腸炎を予防するワクチン「ロタリックス」が承認されて近日中に接種できるようになります。

5)不活化ポリオ(IPV) 来年度中に導入予定
 三種混合+IPVの四種混合とIPV単独。様々な問題がありますが次号で。

(院内報 2011年4月・5月号より)

院内版感染症情報・6月の診療予定

2011年06月02日 | 東日本大震災・原発事故
● 院内版感染症情報 ~2011第21週(5/23~5/29)

 A型のインフルエンザは2月中にほぼ終息しましたが、4月末から5月にかけてB型のインフルエンザが小中学校などを中心に局地的に流行し、5月末の時点でも一部の学校で残っているようです。ウイルス性胃腸炎(ロタまたはノロウイルス)も春先に2回目のピークがみられましたが、5月に入って減少しています。一部の保育園などでおたふくかぜの流行がみられています。いま一番多いのは、咳が出る一般的なタイプの風邪です。今後は、手足口病やヘルパンギーナなどの夏かぜが増えてくる季節に入ります。

● 6月の診療日、急病診療所、各種教室、相談の予定

 6月は通常通りの診療で臨時休診はありません。急病診療所当番は6月18日(土) と28日(火) の予定です。次の赤ちゃん教室は7月16日(土) 、喘息教室は8月から全2回で開催する予定です。育児・子どもの心相談、禁煙外来(保険・予約制)は随時受け付けております。メール予約システムをご利用下さい。
♡ 当院は「敷地内禁煙」です ♡

(院内報 2011年4月・5月号より)

肺炎球菌・ヒブワクチン 4月1日から接種再開しています

2011年06月02日 | 予防接種
 小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの接種が3月に一時見合わせとなりました。これは接種後1週間以内に死亡した子が全国で数名あったことから、因果関係などを検証するまでの間とられた措置です。検討会の結論としては、これらの事例は、紛れ込み事故や因果関係について証明されないケース、先天的な心臓病などの基礎疾患があるケースなどで、安全性について新たな問題が生じたとは考えられないとの判断で、4月から接種再開となっています。

 これらの死亡事例が2種類または3種類のワクチンの同時接種であったことから、同時接種の影響についても検討されましたが、世界的にも長年接種されている方式であり、特に同時接種の安全性に問題はないとの判断となりました。ただし、希望する方は同時接種ではなく単独で接種することも可能です。

 当院では3種類の同時接種は実施しておりませんが、2種類の同時接種(主に肺炎球菌とヒブワクチンの組み合わせ)は再開しております。スケジュール等については個別にご相談下さい。

(院内報 2011年4月・5月号より)

「新型」インフルエンザは「季節性」に

2011年06月02日 | 新型インフルエンザ
 これまでもお伝えした通り、4月から「新型」は「インフルエンザH1N1(2009) 」という名称の季節性インフルエンザになりました。と言ってもウイルスが変化したわけではなく、行政上の扱いが変わるだけです。なお、それに伴って、今年秋のインフルエンザワクチンに昨年と同じような自治体からの助成が出るのか、なくなってしまうのか、今のところ情報は何もありません。

(院内報 2011年4月・5月号より)