昨年3月13日(停電回復)から17日まで、私がこのブログに書いたことを読み返してみました。
言いたいことは今も全く同じです。
ただし、今は事故直後ではなく時間が経ちすぎて取り巻く状況も変わってきているので、「福島は危険だからすぐに避難して」とまで言う気はなくなりましたが。。
1)私もあなたも誰もかも、子どもたちの30年後に責任は持てないこと。
2)もし疫学的に何らかの差が検出されたとしても、一人一人の子どもについて因果関係を証明することは不可能なこと。それを逆手に取って、国が救済措置をとらないことは目に見えている。(そもそもお金をもらったとしても健康は取り戻せない)
3)被曝との関係が有る無しに関わらず、ある一定の割合で白血病や悪性腫瘍、その他の重い病気にかかる子どもが出てくる。その時に、親は「あのとき早く避難させていれば良かったのではないか」という悔恨の念にかられることになる。これは数字や理性でどうなるものではない。ただし、1年経った今から避難することに意味があるかどうかはわからないし、もう考えられない。
4)小児科医が「安全だ」ということにより、親はそれに反論することが難しくなり、結果的に避難する人を減らす作用に働き、子どもの被曝量を増やすことにつながる。あるいは、避難した家族内や地域の人たちとの間の軋轢を増す方向に作用する可能性がある。
5)低線量の内部被曝については、歴史的に過小評価され国家や専門家により否定され続けてきたこと(原爆入市者やチェルノブイリ、劣化ウラン弾、核実験場周辺など)。日本だけでなく世界中で。そもそも内部被曝については事故直後には全くその危険性が伝えられていなかった。これだけ大きな原発事故で放射能が大量に放出されたのだから、地域や国全体として健康被害が全くないということはあり得ない。
6)津波と同じで考える前にまず安全なところに逃れること(これは事故直後の話)。福島の子どもたちは「津波」(放射能)が来ていることすら知らされなかった。
他のリスクファクターとのリスク比較や、リスク比較という手法そのものについては、既にこのブログに何度か書いたのですが、いま探すのが面倒なので後にします。
言いたいことは今も全く同じです。
ただし、今は事故直後ではなく時間が経ちすぎて取り巻く状況も変わってきているので、「福島は危険だからすぐに避難して」とまで言う気はなくなりましたが。。
1)私もあなたも誰もかも、子どもたちの30年後に責任は持てないこと。
2)もし疫学的に何らかの差が検出されたとしても、一人一人の子どもについて因果関係を証明することは不可能なこと。それを逆手に取って、国が救済措置をとらないことは目に見えている。(そもそもお金をもらったとしても健康は取り戻せない)
3)被曝との関係が有る無しに関わらず、ある一定の割合で白血病や悪性腫瘍、その他の重い病気にかかる子どもが出てくる。その時に、親は「あのとき早く避難させていれば良かったのではないか」という悔恨の念にかられることになる。これは数字や理性でどうなるものではない。ただし、1年経った今から避難することに意味があるかどうかはわからないし、もう考えられない。
4)小児科医が「安全だ」ということにより、親はそれに反論することが難しくなり、結果的に避難する人を減らす作用に働き、子どもの被曝量を増やすことにつながる。あるいは、避難した家族内や地域の人たちとの間の軋轢を増す方向に作用する可能性がある。
5)低線量の内部被曝については、歴史的に過小評価され国家や専門家により否定され続けてきたこと(原爆入市者やチェルノブイリ、劣化ウラン弾、核実験場周辺など)。日本だけでなく世界中で。そもそも内部被曝については事故直後には全くその危険性が伝えられていなかった。これだけ大きな原発事故で放射能が大量に放出されたのだから、地域や国全体として健康被害が全くないということはあり得ない。
6)津波と同じで考える前にまず安全なところに逃れること(これは事故直後の話)。福島の子どもたちは「津波」(放射能)が来ていることすら知らされなかった。
他のリスクファクターとのリスク比較や、リスク比較という手法そのものについては、既にこのブログに何度か書いたのですが、いま探すのが面倒なので後にします。