踊る小児科医のblog

青森県八戸市 くば小児科クリニック 感染症 予防接種 禁煙 核燃・原発

院内報 2013年2月・3月号を掲載 健診画像も更新

2013年05月10日 | こども・小児科
アップするのが遅くなりましたが、院内報 2013年2月・3月号を掲載しました。

院内版感染症情報 ~2013年第14週(04/01~04/07)
ヒブ Hib・肺炎球菌・子宮頸がん予防HPVワクチンが定期接種に
その他の予防接種の変更点 BCGは1歳前まで MR3・4期は終了
福島の甲状腺検査、新出生前診断、インフルエンザ検査の考え方
原発・医療・メディア問題についての新しい書籍 待合室に
4月~5月の診療日、急病診療所、各種教室、相談の予定

http://www.kuba.gr.jp/info/ih.html

また、健診画像も更新しました。

http://www.kuba.gr.jp/kenshin/index.html

「喫煙する権利なんざガキと貧乏人と黒人とバカにくれてやるよ」タバコ会社幹部の証言(動画)

2013年05月10日 | 禁煙・防煙


1)
BBC WORLD "Smoked Out"
煙たがられるタバコ

1980年代はじめ、RJレイノルズ社は俳優ハリソンフォードのそっくりさん、デイブ・ゲーリッツさんをイメージキャラクターとして採用しました。
タバコに対する社会的風当たりが強まる中、若い層にアピールして新たな喫煙者を増やすのがゲーリッツさんに課せられた任務だったのです。

しかし、その当時喫煙者だったゲーリッツさんは、タバコ業界の姿勢に疑問を持つようになります。

「一服しているところに会社のお偉いさんがやってきて『なんだ、あんたタバコなんて吸うのか』って言うんですよ。で、皆さんは吸わないんですかって聞くと、『冗談じゃない、喫煙する権利なんざガキと貧乏人と黒人とバカにくれてやるよ』と言っていました」

ゲーリッツさんが救助隊のメンバーとして登場するこのタバコ広告は、狙い通りタバコに格好良さを与え、若者に大受けしました。

「『1日あたり数千人の子どもを喫煙に引きずり込むことが仕事だ』と言われました。『肺がんで死ぬ喫煙者の欠員補充だ。中学生くらいを狙え』とね」

これが事実であることは、RJレイノルズ社の社内文書からも明らかです。

2)
タバコ会社のこのような姿勢を非難する批判広告です。

「倒産しないために君たちのような子どもの喫煙者が必要だ。悪く思わないでくれ」とタバコ会社の主張を代弁したあと、「タバコ会社は金のためにどこまで堕ちていくのか」と結んでいます。

The tobacco industry,
HOW LOW WILL THEY GO
TO MAKE A PROFIT?

3)
Debiさん
「初めてタバコを吸ったのは13のとき。
それ以来、タバコを切らしたことは無いわね。
まあ、なんて言うか、双子の姉妹みたいな関係よ。
切っても切れない縁があるって言うか、友達みたいなもんかもしれない。
一服やると、親しい友達がギュッて抱きしめてくれるみたいな感じなのよね。
良いことばかりよ」

実際にはそうではありませんでした。
この女性、デビ・オースチンさんは、41歳のとき、のどの癌におかされました。
しかし、それでもタバコが手放せず、のどに開けた穴から吸っています。

「もちろんタバコは口で吸いたいけど、もうそういうわけにもいかないじゃない。
だから、のどに穴を開けてもらったのよ。
口にくわえているときみたいにプカプカ軽くふかそうとしてもできないから、スパーっと思い切り吸い込むことにしてんの。
(気管切開孔から喫煙)
豪快でしょ」