結論は8月発表と同じですが、予想を上回る割合で甲状腺がんが検出されています。甲状腺がん「確定+疑い」は、
8月 6+19=25人
11月 15+24=39人
単純に一次受診者数で割ると、発見率(有病率)は、
8月 14.8人/10万人(以下同じ)
11月 19.5人
先行調査からの受診間隔を2.5年と仮定すると、
8月 5.9人
11月 7.8人
一次受診者中の判定率と二次受診率で補正すると、
8月 10.4人
11月 12.4人
つまり、毎回の受診率で補正した以上に発見されているということになります。
補正前の「7.8人」、補正後の「12.4人」は、ベラルーシの1999年~2001年のピーク時に相当する数字です。
先行調査については今回の資料で新たな数字が出ていないので、前回(8月)の確定結果の数字を使うと、3.7人/10万人(スクリーニング効果を10倍として)ですから、補正前の「7.8人」の時点で倍増は確実と言えます。
前回も書いたように、この「10倍」という数字を大きくすれば本格調査との差が更に拡がることになるし、小さくすれば本格調査との差は縮まりますが、スクリーニング効果自体の意味がなくなり、先行調査の時点で多発と言わなければならなくなります。
(前回までスクリーニング効果の表現を「年数分」としていましたが、今回から単純に「何倍」かと書き改めることにしました)
同時に発表された「中間とりまとめ(案)」では、先行調査について「放射線の影響は考えにくいと評価する」としていますが、本来の目的である先行調査と本格調査の比較については全く触れられておらず、既に把握しているはずなのに意図的に隠そうとしているとしか思えません。
(これだけ単純な割り算で明らかになっているものですから、事務局も委員も当然把握しているはずと思われます。)
第21回福島県「県民健康調査」検討委員会資料
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-21.html
8月 6+19=25人
11月 15+24=39人
単純に一次受診者数で割ると、発見率(有病率)は、
8月 14.8人/10万人(以下同じ)
11月 19.5人
先行調査からの受診間隔を2.5年と仮定すると、
8月 5.9人
11月 7.8人
一次受診者中の判定率と二次受診率で補正すると、
8月 10.4人
11月 12.4人
つまり、毎回の受診率で補正した以上に発見されているということになります。
補正前の「7.8人」、補正後の「12.4人」は、ベラルーシの1999年~2001年のピーク時に相当する数字です。
先行調査については今回の資料で新たな数字が出ていないので、前回(8月)の確定結果の数字を使うと、3.7人/10万人(スクリーニング効果を10倍として)ですから、補正前の「7.8人」の時点で倍増は確実と言えます。
前回も書いたように、この「10倍」という数字を大きくすれば本格調査との差が更に拡がることになるし、小さくすれば本格調査との差は縮まりますが、スクリーニング効果自体の意味がなくなり、先行調査の時点で多発と言わなければならなくなります。
(前回までスクリーニング効果の表現を「年数分」としていましたが、今回から単純に「何倍」かと書き改めることにしました)
同時に発表された「中間とりまとめ(案)」では、先行調査について「放射線の影響は考えにくいと評価する」としていますが、本来の目的である先行調査と本格調査の比較については全く触れられておらず、既に把握しているはずなのに意図的に隠そうとしているとしか思えません。
(これだけ単純な割り算で明らかになっているものですから、事務局も委員も当然把握しているはずと思われます。)
第21回福島県「県民健康調査」検討委員会資料
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-21.html