昨日、今年に入ってから作り始めた土鍋が焼き上がってきた。早速持ち帰って粥を炊いて下処理を済ませ、今日の昼に妻と鍋をつついた。妻からは蓋が妙にデカいと指摘されたが、私は市販のものより似非タジン鍋のような大きな蓋のほうが内部で蒸気が十分に対流してよいのではないかと思う。家には無印良品の各種カレーキットが常備してあるのだが、いきなりカレーを作って白マットの鍋が黄色くなってしまうのはいかがなものかという意見があり、近所のスーパーに買い物に出かけてふたりで思いつく材料を買い集めてみた。初めて作った土鍋がひび割れなどせずに晴れて完成したのはめでたい、ということで出汁を鯛のアラで取ることにして、アラだけではなんなので切り身も買って、牡蠣が安売りになっていたので買い、鶏肉もあったほうがいいだろうということになった。野菜は白菜と葱とシメジに、彩りのために人参(花形に切って)を入れた。締めには家にあった冷凍うどん。ふたりで食べるには多いとは思ったが、ほぼ完食してしまった。こうして一度使っただけなのに、土鍋には適度に使用跡がついて貫禄が出た。ものが生活に溶け込んでいく感じが心地よい。