船釣りを始めて35年、タコ釣りは全くやったことがありませんでしたが、今回釣り仲間のお誘いで初めて挑戦してきました。
通称エギタコと呼ばれる疑似餌を使った船釣りです。
初挑戦の舞台となったのは横浜本牧港から出港して5~10分程度の横浜港内と横浜港から出て直ぐの海域です。
従って水深は10~20mという浅場です。
6:30頃に船宿に集合し、乗船手続きを済ませてから港へ移動し、8:00頃に出港です。
天気は快晴で潮は小潮、凪です。
港から5分程の最初のポイントからはみなとみらいのランドマークタワーがはっきりと見えますし、富士山も見えます。
埠頭にはキリンも沢山見えますし、貨物船やコンテナ船、タグボートなどが頻繁に行き交います。
いつもの剣崎沖や相模湾とは全く違った「都会」の景色です。
何せ初めてなので、経験豊富な釣り仲間から色々な情報を仕入れたり、YouTubeで勉強したりして準備しました。
先ずエギ(疑似餌)ですが、100円ショップと釣り具専門店の両方を物色して入手しました。
これが100円ショップで購入した物で1個200円です。
次が釣り具専門のキャスティングで購入した物です。
やはり専門店は品揃えが豊富で物も良いですが、その分お値段は高めです。
このエギに巻くと効果大と教わった豚バラ肉も準備しました。
初めてなので竿は専用竿では無く、長さ1.8m、おもり負荷80号のアジビシ竿を使いました。
太刀魚用の竿でも代用できるそうです。
浅場なのでリールは両軸の手巻きリール(リョービアラート棚SS500! 30年前の年代物!)でPEは3号です。
PEの先にフロロ10号、長さ40cmくらいのリーダーをチチワ結びで付けました。
リーダーの先端に3分岐のサルカンを付けて、1口には30号のオモリ、残り2口にそれぞれエギを取り付けます。
最初は黄色とピンクのエギを使い、ピンクの方に豚バラ肉を巻きました。
釣り座は初めての私が右舷胴の間の操舵室真横、そこからミヨシに向けて連れ2人が並ぶ形です。
釣り方は海底までオモリを落とし、着底後直ぐに糸ふけを取ってからオモリを底に付けた状態で海底をオモリで叩くように竿を揺らして、エギを動かしながら誘います。
マルイカの「ゼロテン」とちょっと似たような感じです。
叩くスピードは早くしたり、ゆっくりにしたり、色々試してみました。
連れのうち一人は開始30分後あたりからコンスタントにアタリがあり、大小のマダコが順調に連れています。
もう一人の連れも開始2時間後頃にアタリがあり良型のマダコを上げました。
ところが私には一向にアタリがありません。
ようやくアタリらしき感触があり、重くなったので巻き上げると底から5mくらいの処でバラシ。
これが2回繰り返されました。
どうやら合わせがうまく出来ていないのでちゃんと針掛かりしていないのが原因と思われます。
エギを取り替えたり、豚バラ肉を止めて、連れから貰ったサンマの切り身をエギに巻き付けたり・・とにかく色々やってみましたが、全くヒットせず、残り時間が1時間程になってしまいました。
「今日はオデコかな」と思いはじめたところで、駄目元でエビのエギに交換した途端に明確なアタリがあり、300gくらいの小ぶりのマダコをゲットしました。
更に20分後くらいに、再ヒットし合わせたところかなりの重さで、700gくらいの良型マダコが上がりました。
もっと早くエビのエギを使ってりゃ良かったなぁ~~😅
結局大小1杯づつ、合わせて1kgのマダコがこの日の釣果になりました。
連れのうち1人は何と9杯で竿頭、もう一人はほぼ私と同じ釣果でした。
帰宅後、ワタを取り除き、塩もみしてヌメリを取った後、軽く茹でてから捌きました。
一部はその場でスライスして夕食時にお刺身で頂きました。
コリコリとした歯応えと甘味、旨味が絶妙で大満足でした。
翌日の昼食はピザに乗せて食べましたが、これも正解です。
今夜はタコ飯を炊きます。
まだかなり残っているので、マイナス60度で冷凍し、後日パスタやお刺身で頂こうと思います。
次はいよいよキハダマグロでしょうか・・