タミヤの往年の名キット、1/50(1/48ではないところが懐かしいです)の零式艦上観測機が完成しました。
上翼とサブフロートの取り付けで手古摺りましたが、無事、乗り切りました。
サブフロートは支柱の設計ミスで、決定的に合いが悪かったので、思い切って削って合わせました。
基本的に素組みですが、以下の部分に手を加えました。
・コックピット内部を「想像」でスクラッチし、フレーム、無線機やスロットルレバー、書類入れなどを追加しました。
・シートベルトはファインモールドの1/48用のプラ製で追加しました。
・後部機銃を他のキットの未使用パーツから流用し、銃口を開口するなどしました。
・上下翼間の張り線は1mm巾のプラ板で自作して取り付けました。
・ピトー管は真鍮パイプに交換
塗装は零観=濃緑色というイメージあるので、へそ曲がり(実は展示会での「目立ち」狙い)な私としては特設水上機母艦「山陽丸」搭載機の全面明灰色一色の塗装を選びました。
垂直尾翼の機番「ZII-53」はキット付属のデカ-ルの組み合わせですが、それ以外のマーキングは全て塗装です。
下地のシャドウを残す具合の調整に少し気を遣いました。
デカールはおろし金のようなリベットの上から貼るので、マークソフターをたっぷり塗って放置して馴染ませました。
基本塗装の後は、エナメルダークグレーの墨入れ、部分的にシルバーとブラウンのドライブラシ、つや消しクリアを吹いて仕上げました。
排気汚れはタミヤのウェザリングマスターです。
零式観測機の製作続行です。
基本塗装が完了しました。(上翼は仮組で乗っかっているだけです)
明灰色1色なので簡単ですが、下地のシャドウをどこまで残すかの調整にちょっと気を遣いました。
キャノピーのマスキングをしました。
開放型のキャノピーなので、胴体に接着してからだと内側のマスキング(吹き込み防止のため)が大変になるので、取り付け前のパーツ状態で塗装します。
垂直尾翼の機番はキット付属の文字デカールを組み合わせて貼ります。
おろし金のような凸リベットに馴染ませるため、マークソフターをたっぷりと塗って放置します。
フロート部分の赤ストライプも塗装です。
エンジンとプロペラです。
エンジンはキットのまま素組みで、今回はプラグコードは追加しません。
プロペラの赤ストライプも塗装にしました。
この後、山場の上翼の取り付けです。
それが終わると墨入れ、ウォシング、要所のドライブラシとトップコート吹きなどの仕上げで完成です。
コックピット内部のディテールアップ(ほぼ100%空想の世界)が終わり、胴体左右を貼り合わせて、下翼、尾翼も取り付け、一応「士の字」になりました。
途中の写真撮り忘れました。スミマセン・・。
組み上がった時の強度も考えて、翼間の支柱も取り付けました。
その後で全体にサフを吹き、基本塗装に取り掛かります。
タミヤのこのキットは4種類くらいのデカールが付いていますが、どれも濃緑色の機体ばかりです。
零式観測機=濃緑色・・・という感じで、ちょっとつまらないと思ったので、特設水上機母艦「山陽丸」搭載機の全面ライトグレー一色の塗装にすることにしました。(この方が展示会でも目立つ・・・笑)
先ずは日の丸の塗装から始めます。
デカールから採寸して丸く切り抜いたマスキングテープを所定の位置に貼ります。
この状態で、ブラックのシャドウを細吹きしてから日の丸の赤(調合して作り置きしてあります)を吹きます。
乾燥した後、このマスキングを剥がして、代わりに「丸」のマスキングテープで日の丸の赤の部分を覆います。
その後、ライトグレーに合わせたダークグレーの細吹きでシャドウを入れました。
この状態で、前面にライトグレー(Mr.カラーの35番)を吹きます。
その前に、気分転換に台車を作りました。
ダークアイアンで塗装して「鉄」の感じを出しました。
今日はここまでにしておきます。