万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

日本国政府こそ韓国の不法占拠に抗議を

2009年07月18日 14時53分27秒 | 日本政治
防衛白書記述で抗議=韓国(時事通信) - goo ニュース
 竹島の歴史を調べてみれば、日本国側に、竹島の領有を主張する正当な法的根拠があることは、否定の出来ない事実です。にもかかわらず、韓国は、日本国政府に対して強く抗議をすれば、日本国が領有権を放棄し、自国の竹島領有が確立すると本気で信じているのでしょうか。

 竹島について抗議をすべきは、韓国政府ではなく、日本国政府の側なのではないかと思うのです。実効支配を強化している韓国の行為は、一方的に相手国の領域を武力で占領するに等しく、こうした行為は、国際法においても禁じられているはずです。不法行為を行っている加害者の側が、被害者側に対して権利の放棄を要求することは、”恐喝”とも言える行為なのではないでしょうか。

 もし、韓国が、それでも竹島が自国の固有の領土であると言い張るのならば、領有権の放棄を要求するのではなく、国際司法裁判所での解決を申し出る方が道理にかなっています。近年では、韓国は、対馬に対しても領有権を主張し始めており、日本国政府は、韓国の行動が国際社会の行動規範から逸脱しないよう、抑制しなければならないと思うのです。

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コメント (1)
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