普天間移設 首相「今月中に決断」 来月のオバマ会談視野(産経新聞) - goo ニュース
普天間基地移設問題をめぐって、政府は、政権発足以来、迷走を続けてきました。この混乱に終止符を打つために、5月に小沢氏が訪米した際に、アメリカのオバマ大統領と直談判して決着を図るというシナリオがあるそうです。しかしながら、政党の幹事長にすぎない小沢氏には、外交交渉権はないと思うのです。
思い出しますのは、明治4年の岩倉使節団であり、はるばる太平洋を越えて渡米はしたものの、全権委任状を携えていなかったことをアメリカ側に指摘され、伊藤博文と大久保利通の二人の副使を、急遽、全権委任状をとりに帰国させることになりました。憲法の第73条では、外交関係を処理したり、条約を締結することは内閣の仕事としており、政党の幹事長に外交交渉を行う権限がないことは明らかです。権限のない人物が外交交渉を行うことは、憲法違反となりますし、たとえ合意に至ったとしても、その合意には、国際法においても拘束力や効力が生じないという問題が持ち上がります。
民主党は、秘密外交を非難してきたのですから、正式のルートを経ない外交交渉は禁物なはずです。これでは、立憲主義を踏みにじり、”闇将軍”が表で堂々と国権を行使することになるのではないでしょうか。
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思い出しますのは、明治4年の岩倉使節団であり、はるばる太平洋を越えて渡米はしたものの、全権委任状を携えていなかったことをアメリカ側に指摘され、伊藤博文と大久保利通の二人の副使を、急遽、全権委任状をとりに帰国させることになりました。憲法の第73条では、外交関係を処理したり、条約を締結することは内閣の仕事としており、政党の幹事長に外交交渉を行う権限がないことは明らかです。権限のない人物が外交交渉を行うことは、憲法違反となりますし、たとえ合意に至ったとしても、その合意には、国際法においても拘束力や効力が生じないという問題が持ち上がります。
民主党は、秘密外交を非難してきたのですから、正式のルートを経ない外交交渉は禁物なはずです。これでは、立憲主義を踏みにじり、”闇将軍”が表で堂々と国権を行使することになるのではないでしょうか。
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