万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

子ども手当は家庭レベルの”税金の無駄遣い”か

2010年06月03日 17時34分58秒 | 日本政治
混乱のツケ「不安」…政策また変わるの?(読売新聞) - goo ニュース
 鳩山首相の退陣を受けて、子ども手当の支給を受けている家庭からは、制度の存続性について、不安の声が漏れているようです。確かに、教育費を支出する余裕のない家庭にとって、子ども手当の行方は深刻な問題なのかもしれません。

 その一方で、給付開始日のテレビ放送では、給付金を受け取った親御さんが、家族全員で楽しむためにレジャーに使うと語る映像も流されており、子ども手当が、その政策目的に反して、教育の充実にも、子育て支援にも活かされない実態が映し出されました。家計に余裕にある家庭に給付しますと、臨時収入として余暇費になってしまうということは、大いにあり得ることです。もちろん、全ての家庭が娯楽に支出するわけではありませんが、一定以上の所得がある場合には、家族レベルでの”税金の無駄遣い”となる怖れがあります。

 政府は、国家レベルでの歳出の無駄削減を掲げ、仕分け作業を行っていますが、個人や家族レベルでも無駄の発生には無頓着なようです。子ども手当は、向学心がありながら教育費に困っている家庭を対象として実施すべきではないかと思うのです。

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コメント (6)
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