万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

国債の宣伝―国債を購入してももてなかったら?

2010年06月13日 15時26分16秒 | 日本政治
独身男性を「誘惑」=個人向け国債で奇抜広告―財務省(時事通信) - goo ニュース
 「もてない君」の男性が、政府の宣伝を信じて、これぞ挽回のチャンス、とばかりに全財産をなげうって国債を購入したとします。あわれ、それでももてなかったとしますと、どうなるのでしょうか。

 この政府の宣伝文句、実のところ、法律違反なのかもしれないと思うのです。しばしばニュースで報じられているように、実際にはそれほど効果がないにもかかわらず、あたかも効果絶大であるかのような宣伝文句を付けて商品を販売しますと、景表法違反で訴えられてしまいます。詐術的な販売方法はだめ、というのが市場のルールなのですが・・・。

 心やさしい「もてない君」は、やっぱりだめだった、と肩を落として諦めるかもしれません。でも、怒りっぽい「もてない君」であれば、政府に対して、国民を騙すなんて酷い、と訴えるかもしれないのです。

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コメント (20)
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