万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

宮内庁のマスコミ要請は逆効果では

2010年06月26日 16時23分18秒 | 社会
日本雑誌協会に要請文=皇太子ご一家報道で―宮内庁(時事通信) - goo ニュース
 宮内庁の東宮大夫は、日本雑誌協会に対し、東宮家に関する記事について客観的な事実に基づくよう、要請したと報じられています。この要請、逆効果となって、東宮家のさらなるイメージ悪化をもたらすのではないかと思うのです。

 何故ならば、国民の多くは、宮内庁が、あからさまに報道機関に対して圧力をかけていると感じるからです。戦後、開かれた皇室の方針の下で、身近で親しみのある皇室を目指してきたわけですから、言論の自由を損なうような方法は、かえって反発を生みます。スキャンダラスな記事が多いのも、財政危機の中で静養に静養を重ね、姻戚までが特権に与っている東宮家に対する不満が燻ぶっている証しでもあります。こうした背景を考えますと、報道機関への圧力は、国民に隠すべきことがあるのではなか、とする疑惑をさらに強めることになると思われるのです。

 ”客観的な事実に基づく報道”と言いましても、国民からしますと、事実を検証する機会がなくては、空文に過ぎなくなります。もし、こうした要請を行うならば、公平な調査を行うなど、国民が事実を知る機会こそ設けるべきではないかと思うのです。

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