「旧ソ連圏再統合」疑問の声 プーチン首相、ユーラシア連合構想(産経新聞) - goo ニュース
来年実施される次期大統領選挙で、当選が確実視されているロシアのプーチン首相。大統領選挙を前に、旧ソ連邦諸国による経済統合案を打ち上げたそうですが、この構想、ソ連邦再建への布石ではないかと思うのです。
経済統合と言えば、EUを思い浮かべるのですが、プーチン首相のユーラシア連合は、前者とは”似て非なるもの”となりそうです。そもそも、ロシアにおいて市場経済が充分に成熟しているとも言えず、他の参加予定国もまた、同様の状態にあります。ユーラシア連合は、関税同盟の段階に留まりそうですし、もしかしますと、ソ連邦時代に東側諸国で形成されたCOMECONのように有名無実と化すかもしれません。それでは、何故、プーチン首相が、敢えてこの構想を持ち出したかと言いますと、その背景には、次期プーチン政権の主要プロジェクトに、ソ連邦再建を位置付ける狙いがあるのではないかと憶測するのです。つまり、経済統合の仮面を被った、政治統合が真の目的なのではないかと・・・。
プーチン首相は、悪名高きKGBの出身者であり、国民の誰よりも、失われたソ連邦に郷愁の念を抱いているのかもしれません。そうして、いまひとつ、現代国家に成りきれないロシアの現状を背景に、国民に、過去の”ソ連邦の夢”を将来のビジョンとして提示しているのかもしれないのです。果たして国民は、このノスタルジックで時代錯誤な夢に、自らの将来を託すのでしょうか。そして、周辺諸国は、ソ連邦再建という”悪夢”の再来を歓迎するのでしょうか。
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プーチン首相は、悪名高きKGBの出身者であり、国民の誰よりも、失われたソ連邦に郷愁の念を抱いているのかもしれません。そうして、いまひとつ、現代国家に成りきれないロシアの現状を背景に、国民に、過去の”ソ連邦の夢”を将来のビジョンとして提示しているのかもしれないのです。果たして国民は、このノスタルジックで時代錯誤な夢に、自らの将来を託すのでしょうか。そして、周辺諸国は、ソ連邦再建という”悪夢”の再来を歓迎するのでしょうか。
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