万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

朝鮮半島の分離は敗戦が日本国にもたらした幸運

2013年12月08日 15時30分52秒 | アジア
朴大統領、お決まり日本批判…米政府イライラ(読売新聞) - goo ニュース
 本日、日本軍によるハワイ島への真珠湾攻撃が開始されてから72年目の日を迎えました。日本国は、この攻撃を以って第二次世界大戦へと突入し、およそ4年の間、太平洋、並びに、アジア一帯で連合国軍との死闘が繰り広げられたのです。 

 多大なる人的、並びに、物的な犠牲が払われたにも拘わらず、日本国は、刀折れ矢尽き、敗北に至りました。第二次世界大戦は、多くの教訓を残しながら日本国の歴史に刻まれるとともに、敗戦は、戦後の再出発の起点ともなったのです。戦争を適切かつ公平に評価するには、時の経過によって、冷静かつ客観的な視点へと移る必要がありますが、日本国からしますと、良い結果をもたらした側面が一つあります。それは、敗戦を機に、日本国から朝鮮半島が切り離されたことです。韓国併合は、防衛や安全保障の面からしますと、日本国に防衛義務があり(結局、朝鮮半島では徴兵されなかった…)、また、財政面を見ても、朝鮮半島の近代化に要する費用が日本国に重く圧し掛かっていました。外地に優先的に予算が振り向けられたため、東北の農村部や僻地の開発が遅れたとも指摘されております。加えて、敗戦による切り離しがなければ、日本国の”朝鮮化”が進行したことは想像に難くありません。日韓両国民の気質は正反対であり、今日でも、韓国や北朝鮮による自国の慣習や文化の押し付けが、朝鮮由来の賄賂文化や暴力主義…の浸透として懸念されると共に、反発も起きております。同一国内ともなりますと、朝鮮半島の影響が強まるにつれ、日本の伝統や文化が蔑にされたかもしれません(今日、実際にこの現象は観察されている…)。失うものが多き第二次世界大戦にあって、朝鮮半島が分離され、日本国が本来の自己に立ち戻れたことは、日本国にとりましては幸運なことであったのです(独立を実現した朝鮮半島でも同様では?)。

 昨今、日韓関係の悪化が顕著となり、米韓同盟を締結しているアメリカにとりましては、頭痛の種となっているようです。内心、申し訳なく思うのですが、日本国が韓国と距離を置くことは、歴史の教訓に学んだ結果でもあります。朝鮮半島に関わることは、日本国にとりましては、鬼門に近づくことに他ならないのですから。

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コメント (6)
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