先日は、AIIBには、2%枠という謎があることを記事にしました。本日の記事では、昨晩から今朝にかけて発生した第2の謎についてご報告したいと思います。
AIIBの設立は、政治・経済の両面においてアジアの将来にも関わる重大事件ですので、日頃よりアンテナを張っているのですが、昨晩、ネット上で、俄かには信じられない情報を目にしました。それは、毎日新聞社が発信した記事であり、AIIBとアジア開発銀行(ADB)との協力関係に関するものです。当情報によりますと、発足したばかりのAIIBは審査能力が不十分であるため、ADBが、自らの融資案件をAIIBに紹介することにするそうです。しかも、ADBが上下水道の整備といった住民の生活水準の向上に資する経済支援型のプロジェクトに融資対象を絞る一方で、AIIBは、主として鉄道敷設と言った商用のインフラへの融資を担うというのです。記事の論調では、AIIBは、一定の融資基準を保つことができる上に、AIIBとADBとの棲み分けが成立すれば、両者の間に協調体制が構築できるとして歓迎ムードでした。しかしながら、この”協調体制”、AIIBによるADBへの”寄生”に他なりません。返済能力や投資効果の予測といった審査作業には、専門知識を有するスタッフや膨大なデータや情報収集を要しますし、当然に、そのための経費も必要となります。中国は、AIIBの設立の理由として、ADBの非効率な作業や過剰人員を批判してきたのですから、銀行業に不可欠となる経費や作業をADBに肩代わりさせようとする態度は、虫が良すぎるというものです。また、”棲み分け”につきましても、商用プロジェクトへの融資はAIIBの仕事となりますと、融資を受ける諸国は、ADBからの低利融資の道が断たれますし(選択肢を失う…)、ADBにとりましても、収益の減少により運営経費さえ賄えなくなるかもしれません(ADBには多数のスタッフが勤務…)。一方、ボランティア的な収益率の低い支援事業をADBに押し付けたAIIBは、産業インフラへの融資から生じる利益を独占することができます。これでは、”棲み分け”というよりも、ADBの排除による体の良い利益独占です。しかも、高利貸しの…。
内容が内容なだけに、この記事についてブログ記事を書こうと決意したのですが、朝起きてみますと、きれいさっぱりとこの報道記事が消えているのです。ネットでも探してみたのですが、関連性のあるブログ記事が一つあるぐらいであり、購読している新聞でも扱っておりません(毎日新聞には掲載されているのでしょうか?)。偽情報、あるいは、観測記事であったのかもしれませんが、AIIBに関する怪情報が飛び交っている、あるいは、情報統制が為されているとしますと、AIIBは、いよいよもって怪しげな組織なのではないかと思うのです。
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AIIBの設立は、政治・経済の両面においてアジアの将来にも関わる重大事件ですので、日頃よりアンテナを張っているのですが、昨晩、ネット上で、俄かには信じられない情報を目にしました。それは、毎日新聞社が発信した記事であり、AIIBとアジア開発銀行(ADB)との協力関係に関するものです。当情報によりますと、発足したばかりのAIIBは審査能力が不十分であるため、ADBが、自らの融資案件をAIIBに紹介することにするそうです。しかも、ADBが上下水道の整備といった住民の生活水準の向上に資する経済支援型のプロジェクトに融資対象を絞る一方で、AIIBは、主として鉄道敷設と言った商用のインフラへの融資を担うというのです。記事の論調では、AIIBは、一定の融資基準を保つことができる上に、AIIBとADBとの棲み分けが成立すれば、両者の間に協調体制が構築できるとして歓迎ムードでした。しかしながら、この”協調体制”、AIIBによるADBへの”寄生”に他なりません。返済能力や投資効果の予測といった審査作業には、専門知識を有するスタッフや膨大なデータや情報収集を要しますし、当然に、そのための経費も必要となります。中国は、AIIBの設立の理由として、ADBの非効率な作業や過剰人員を批判してきたのですから、銀行業に不可欠となる経費や作業をADBに肩代わりさせようとする態度は、虫が良すぎるというものです。また、”棲み分け”につきましても、商用プロジェクトへの融資はAIIBの仕事となりますと、融資を受ける諸国は、ADBからの低利融資の道が断たれますし(選択肢を失う…)、ADBにとりましても、収益の減少により運営経費さえ賄えなくなるかもしれません(ADBには多数のスタッフが勤務…)。一方、ボランティア的な収益率の低い支援事業をADBに押し付けたAIIBは、産業インフラへの融資から生じる利益を独占することができます。これでは、”棲み分け”というよりも、ADBの排除による体の良い利益独占です。しかも、高利貸しの…。
内容が内容なだけに、この記事についてブログ記事を書こうと決意したのですが、朝起きてみますと、きれいさっぱりとこの報道記事が消えているのです。ネットでも探してみたのですが、関連性のあるブログ記事が一つあるぐらいであり、購読している新聞でも扱っておりません(毎日新聞には掲載されているのでしょうか?)。偽情報、あるいは、観測記事であったのかもしれませんが、AIIBに関する怪情報が飛び交っている、あるいは、情報統制が為されているとしますと、AIIBは、いよいよもって怪しげな組織なのではないかと思うのです。
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