リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅行の準備は娯楽の算段から

2014年06月05日 | 日々の風の吹くまま
カレシを休み前最後の英語教室に送り出して、旅行の準備らしきことをぼちぼち。まずは電
子本を読むアンドロイド用のアプリをダウンロード。これで「プロジェクトグーテンベルク」から
いろいろな本をEPUB形式でタブレットに(無料で)ダウンロードして、どこでも「読書」できる。
著作権が切れたものなので、当然「古典」ばかり。アメリカで始まったプロジェクトだから英
語の本がほとんどだけど、それでも日本語のもあって、リストを見たら明治の香り。芥川龍
之介、二葉亭四迷、永井荷風、武者小路実篤、正宗白鳥、谷崎潤一郎、佐藤春夫、それと
芭蕉・・・。

まあ、機内でしか読む暇はないだろうけど、とりあえず(おなじみの)P・G・ウッドハウスとレ
イモンド・チャンドラーの他にジョン・バカンの未読のものなど何冊か選んで、タブレットに落
しておいた。チャンドラーはいかにもアメリカ的なハードボイルド探偵小説、ウッドハウスは
いかにもイギリス的なユーモア小説と、ジャンルはまったく違うのに何となく作風が似ている
なあと感じていたのを、ダブリンでの会議で一緒になったイギリス人の学者先生に何気なく
そう言ったら、「時期は違うけど、2人は同じパブリックスクールで同じ教授の指導で古典を
勉強したんだよ」と、さくっと疑問を解いてくれた。(チャンドラーはアメリカ生まれだけど、イ
ギリスで教育を受けたのだった。)

さて、あしたは請求書の支払いの算段をして、持って行くものをまとめて荷造り開始。夕食
は冷蔵庫の「在庫一掃セール」メニュー。あさっては午後のうちにオンラインでチェックインし
て、搭乗券を印刷して、夕方から先はたぶん夜中近くまでArts Clubのイベント。しあさって
日曜日の朝はちょっと早起きして、ささっと出発。いつも朝食を食べるレストランがあるけど、
今回は出発時刻が12時10分と早くなっているから、時間がなさそう。セキュリティを通って
から朝食をテイクアウトするか、ラウンジで何か代わりになるものを食べるか。あまりラウン
ジでのんびりするヒマもなさそうで、座席に落ち着くまでは何かとせわしない気分・・・。

1970年、80年代の昔の空の旅はもっとのんびりしていたような気がする。純粋にワクワク
した気分で、いそいそと準備したもんだった。でも、飛行機の旅があまり楽しくなくなったの
は、年のせいばかりではないと思うんだけど・・・。