リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

しつこい咳が胸焼けと関係あるなんて

2014年06月28日 | 日々の風の吹くまま
雨模様で肌寒い土曜日。熱は下がったけど、2夜連続で咳がひどくて眠れなかったので、ク
リニックに行くことにした。呼吸系統全体が痙攣しているような、誰かが鳩尾から拳固を突き
上げて肺の中の空気を押し出そうしているな感じで、息をつけないから酸素不足の金魚の
状態。特に激しく咳き込んだときには胃の辺りが嘔吐直前のようなイヤ~な気分になって、
ときには喉もとまで酸っぱいものがこみ上げて来るから、もう参った・・・。

クィーンエリザベス公園そばのクリニックはうっかり通り過ぎてしまいそうな小さな間口のオ
フィス。前に行ったのはアイルランドから風邪を引いて帰って来て、ひどい気管支炎と結膜
炎になったときだった。予約なしで行ける「ウォークイン」クリニックは先着順で「先客」が10
人ほど。1時間ほどで呼ばれて診察室へ。担当の女医さんに、月曜日の朝に東京から帰っ
て来て、水曜日の朝に喉が痛くなって、夜には微熱が出て・・・とタイムライン式に経緯を説
明して、ついでに30年以上もしつこい咳が出て、夜寝てからひどくなることが多いと言った
ら、あちこち聴診器を当てていた女医さんが「胃を調べてもらったことはある?」とやぶから
棒の質問・・・。

ひどい咳が問題なのに何で胃を調べるの?と思ったら、「胸焼けすることある?」と重ねて
質問。そういえば最近よく胸焼けがするけど、それと咳と何の関係があるの?熱を測って、
耳と鼻と喉を調べた女医さん曰く、「気管支炎ではないし、熱もなくて風邪はほぼ治っている
から、あなたの咳はGERDが原因だと思う。胃酸を抑える薬を処方するから、咳の方は市
販の去痰剤入りの咳止めシロップで対処しなさいね」。へえ、気管支炎かもしれないと思っ
て来たら、まったく想定外のGERD(胃食道逆流症)の診断・・・。

咳の原因を突き止めるためにいくらあれこれ検査やテストをしても呼吸器には異常がなくて、
ストレスだろうと言われていたけど、一番ひどかった1980年代の終わりから世紀が変わる
までの15年くらい(たしかにすごいストレスがかかっていた時期)でも常習的な胸焼けはな
かったな。(胸焼けはカレシの十八番だと思っていた。)あの頃は医学もまだよくわかってい
なかったのかな。ちょこっと調べてみたら、ある、ある。GERDと咳の関係についてすごい
量の情報がある。何だかけっこう普通のビョーキだったんだと安心してしまったけど・・・。