リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ワールドカップで燃えている間に

2014年06月30日 | 日々の風の吹くまま
とうとう6月最後の日。ほんっとにあっという間に過ぎたような感じで、東京から帰って来た
のがたった1週間前なんて信じられない。明日から7月。明日はカナダの建国記念日。正確
に言うと、1867年にイギリスがいくつかの植民地をまとめて「自治領」として独立させた英
領北アメリカ法が発効した日。この年は江戸幕府が倒れ、マルクスが『資本論』を出版し、
あちこちで反乱やら戦争があって、世界は何かと騒がしかったみたい。(人類が誕生して以
来いつも騒がしかっただろうとは思うけど・・・。)

今日はアベクンが「集団的自衛権」の行使を閣議で決めるんだそうだけど、戦闘地域で日
本の自衛隊が後方支援をやるとか、たとえばアメリカが紛争地から日本国民を救出して海
軍の船に乗せてくれたら日本の自衛隊がその艦艇の護衛するとかいうことらしい。そんな
国の国防政策をがらりと変えるような重大なことを「閣議」だけで決めちゃっていいのかな。
国民は反対の方が多いでしょ?どれだけ後ろの方からだったら「後方支援」?アメリカが日
本国民を救出してくれたら、自衛隊が引き取って日本に帰るというのではダメ?

日曜日には新宿駅南口の橋の上で、この「集団的自衛権」に抗議して焼身自殺を図った人
がいる。でも、海外でも報道されたのに、日本の新聞やテレビ局は事件をさらっと流しただ
けで、それっきりらしいから不思議。いや、日本の新聞は元から有意義な「報道」はやってい
ないんだから、ちっとも不思議じゃないか。某新聞なんぞは意図的に韓国のメディアを漁り
まくっているのか、最近は他の新聞にはない韓国の事件をせっせと書いている。購読者が
洗脳されるかどうかは別の話だけど、もうプロパガンダのレベル。

ずっと前からどうして日本の新聞は中身が薄くて、スポーツや芸能記事の比率が高くのか
と思っていたけど、ここんところはどこもサッカー、サッカー。まあ、4年に一度、それも日本
が参加したる大会だから関心は高いのはわかるけど、もしも国民がサッカーに夢中になっ
ている間に、陰で集団的自衛権や憲法解釈や原発再稼働といった、国民の未来を左右す
る重大事項の検討が進められて来たとしたら、アベクンとメディアにまんまとしてやられたよ
うに見えるな。次はオリンピック熱が控えているし、ここらで政治や経済の動向を点検してみ
た方がいいかも・・・と言っても若い人たちはその薄い新聞さえ読まないんだろうけど。