リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ずぼらサービスで客が得をすることもある

2014年08月29日 | 日々の風の吹くまま
雲がだんだん厚くなって来て、本格的に季節が変わる気配。気温はやっと20度。教員組合
と政府は調停人を入れて缶詰状態で交渉中だけど、火曜日に学校が始まるのかどうか、子
供を持つ親はイライラの絶頂。でも、調停を引き受けたヴィンス・レディは30年以上も調停
人・仲裁人として5千件を超える労使争議を調停した実績があって、びしっと中立を守ること
で労使双方の信頼があるから、名前が出ただけでどんなにこじれた争議でも奇跡が起きそ
うな希望を抱かせる稀有な人。うまく行くといいけど。

いつものように魔の週末で、日本の金曜日の終わりに入って来たおきみやげ仕事2つ。ひ
とつはおもしろくもないけど小さめで、もうひとつはかなり大きめ。ファイルを開いてみたら、
あは、会社ドラマの第何話かで、今度のはめちゃくちゃおもしろそう。やられたら倍返しする
ことで有名になったあの人のレベルには遠く及ばないけど、昼メロくらいにはなりそうで、始
めるのが楽しみ。ま、在宅おひとり様稼業は、たまにはこういうおもしろい仕事がないとね。

夜、お湿り程度の雨。ワインもワタシのレミも在庫切れになって、酒屋へひとっ走り。三連休
の始まりとあって、ビールを何ケースもカートに積み上げている人がいたけど、午後11時の
閉店が近いから思ったより人がいなかった。カレシが空き瓶を返している間に、ワタシはワ
インを調達。ニュージーランドのソヴィニョンブランを4種類12本。内陸オカナガン産のやや
甘い白とピノノワールを1本ずつおまけ。ジンの大瓶とレミ2本とスロージン1本。重い荷物
をえっちらおっちらと家に運び込んで、レシートを見て、えっ、これだけ買ったのに、何これ?
安すぎない?明細をよく見たら、あらら、買上げ品目合計18本のはずなのに、ワイン12本
分しかない。いやはや、何ともはや・・・。

思うにレジのお兄さん、隣のレジのお姉さんやセキュリティのおじさんとのおしゃべりに夢中
で、空きケースに入れてあったワインは1本ずつ出してスキャンしたけど、その後はよそ見
ばかり。たぶんバーコードの位置も見ずにスキャンしたから読み取れなくて、それにも気づ
かずに袋に入れたんだろうな。いい加減なサービスで客が得をするなんてめったにないこと
だけど、重いのにわざわざ店まで持って行って払わせていただくのもアホくさいなあ。こっち
は忙しくなるんだし、もう、しぃ~らなぁ~い・・・。

☆極楽とんぼの瓦版

2014年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月28日。気温が27度になった水曜日。夏の最後のあがきかな。ふと見上げる空は何となく秋っぽい色合いになっていて、やっと週末のレイバーデイの三連休に雨が降るという予報。仕事がないので、ひねもすだらだらを決め込んで、ニュースサイトを周遊したり、ゲームをしたり。新聞もテレビも、連日のごとく朝から晩まで武力紛争にテロに災害に犯罪のニュースばかりで気が滅入って来るから、「極楽とんぼ新聞」は目が点々になるニュースをば特集・・・。

9月第1月曜日のレイバーデイを含む三連休は、子供たちにとっては夏休みの遊び納めで、翌日の火曜日からは一斉に新学年が始まるんだけど、州の教員組合が夏休み前からスト中。政府との交渉が難航しているので、公立学校の新学年は「延期」になるかもしれない雲行きで、共働き家庭はストレスの絶頂。昔の日教組を思わせなくもない教員組合はいつもながらの強硬姿勢だけど、政府は臨時議会を召集して職場復帰命令を出そうという気配を見せない。行政訴訟やら何やらで組合はお手元不如意になっているので、政府は組合が息切れするのを気長に待っているような印象。どうなることやら。

[写真] アメリカ東岸ニューアークからコロラド州デンバーに向かっていたユナイテッド旅客機がシカゴに緊急着陸。何でも「Knee Defender」という前の座席の背を倒せないようにするプラスチックの道具を使っていた男性が外すことを拒否したために、背を倒そうとした前の席の女性が怒って水をぶっかける騒動になったんだそうな。飛行機は当事者の2人を警察が待機していたシカゴで降ろして目的地デンバーに。でも、犯罪性はないとの判断で「顧客サービス」の問題として扱われるとか。運航の妨害ということで損害賠償を請求されるのかな。チビなワタシは倒すと座り心地が悪いので長時間のフライトでも背を倒さないけど、長身の人はつらいかな。最近は格安航空会社が初めから背が固定された座席を採用している。まあ、そもそも格安会社との競争に頭を悩ませる航空会社がエコノミークラスの席を増やすために間隔を詰めたのが原因と言えるけど、問題の席は少し余裕のあるプレミアム席だそうだから、女性が怒るのもわからないでもないな。まあ、どっちも48歳だそうだから、お互いに微妙な年頃でイラッチだったってこともあり得るかも・・・。

[写真] これもアメリカ東岸のヴァージニア州の高速道路で起きた珍事。何でも、車線をマークするために路面に貼った白いテープが剥がれて、車線がぐにゃぐにゃ。意識せずに車線のラインに沿って車を走らせようとするのか、蛇行する危ないドライバーまでいて、ちょっとした混乱模様。事故が起きなかったのは幸いで、笑い話で済ませられるけど、高速道路の車線をテープで示すって、後でペンキで塗るつもりだったらいいけど、いったい何を考えているんだか・・・。

[写真] アメリカのロブスターの大産地メイン州の漁場で捕獲された真っ青なロブスター。アメリカのロブスターは普通はきれいとはほど遠い青緑がかった茶色っぽい色だけど、200万匹に1匹の割合で青いのが出現するそうで、ほとんどは海に戻されたり、水族館に寄付される。(これはメイン州立水族館行き。)黄色とオレンジ色はもっと珍しくて、確率は3千万分の1。初めから茹で上がりの赤い色をしているのは1千万分の1、先天的に色素がないアルビノは1億分の1。ときには体の左右が色違いのロブスターが見つかることもあって、こっちは5千万分の1の確率。こういう天文学的に稀なロブスターがその色を次世代に伝える確率はもっと天文学的だろうな。それにしてもこの目の覚めるような真っ青なロブスター、茹でたらどんな色になるんだろう。ごく普通の赤になるんだったら、つまんないの。

ロブスターのニュースをもうひとつ。ウェストバンクーバーの沖にあるボウエン島の近くでエビ捕りをしていた親子が、卵をぎっしり抱えたロブスターを捕まえて、どうしたものか思案中。ロブスターは北大西洋に生息する甲殻類で、太平洋にはいないことになっている。「なっている」というのは、過去に太平洋でロブスター産業を起こそうと、政府や民間団体が何度も大量のロブスターを放流したことがあるからで、計画はいずれも失敗に終わったけど、稀に生き残っているかもしれないと考えられている。まあ、動物愛護活動家か誰かが生きたのを買って放してやったという見方の方が有力だけど、在来種じゃなくても太平洋の生態系にどんな影響を及ぼすかわからないのに、軽率なことはやめてもらいたもんだな。捕まえた人はタンクに入れて、漁業省の指示待ちとか。いっそのこと、食べちゃえばいいのに。

[写真] カナダのNATO代表団が、うっかりウクライナに「迷い込んで」しまってばかりのロシア軍兵士に地理のお勉強をしてもらおうと、子供でもわかる地図をツィート。赤いところは「ロシア」、灰青色のところは(ウクライナ)は「ロシアじゃないよ」。はっきりしてるなあ。赤いところはおまえんち。その隣の白っぽい青のところはおれんち。はて、これでもまだ「迷子」になるなら、ロシア軍はどうしようもない方向オンチってことになるのかな。ツィートに対するコメントにおもしろいのがあって、「カナダとしてはたぶん1812年以来の攻撃性の表現だな」。まあ、カナダはお隣のおっきいムキムキ兄ちゃんとは違うもんね。

広島県警が広島市の土石流災害地で発生した空き巣は外国人(=アジア人)に仕業だという噂は根拠がないと打ち消しに躍起になっている。それを報道しているのはJapan Timesで、日本語の新聞には災害の悲劇のストーリーはたくさんあっても、そんなことは一言も書かれていない。日本で起こっていることだから知らないはずはないと思うんだけど、「国民を不安にさせない」ために記事にしないのかな。真っ先に頭に浮かんだのが、関東大震災の直後のできごと。似たよう噂は3年前の東北大震災の後でも流れたそうな。まあ、どうせ無知蒙昧な「ねっとりうよ」が流しているんだろうけど、そう思っても日本は刻々と戦前の社会情勢に戻りつつあるんじゃないかという感じがしないでもないな。でもまあ、このニュースはまじめな「ジャーナリズム」の領域だから今日はこれでおしまい・・・。