リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

こちら、まだ大晦日

2014年12月31日 | 日々の風の吹くまま
おおみそか。また1年の終わり。正午に起きて、朝食をしながら、テレビに映る世界各国の
新年の花火を見ていると、何となくそんなに急ぐなよという気持にもなる。だって、こっちは
まだ12時間もあるんだもの。見方を変えると年を取るのが12時間遅れているということで
あるけど。ま、地球が回っている限りいずれこっちも年が明けるから、焦らなくても・・・。

2014年。いろいろあった。なぜか事故が多かったなあ。日本で転落して左半身をどんっ!
帰って来て転んで右半身をどん!これで左右の不均衡が相殺されるかと思いきや、膝や股
関節や肩が微妙にヘン。やっぱり寄る年波ってやつかな。でも、ヘンだとは思いつつ、「ま、
こんなもん」にしてしまうのが極楽とんぼ流の対処法。良いのか悪いのか知らないけど、こ
の方がストレスは少ないのは確か。人間は社会の中で生きていればこれでもかというくらい
ストレスがかかるから、自分にできるところで減らさないとね。やれることをやってから神頼
み。Heaven helps those who help themselves(天は自ら助くる者を助く)って言うもの。

2014年は通年で半引退の初年度。前年度よりも売上げが多かったのはメガプロジェクト
で始まったせいかな。あれは納期の日程もきつかったし、内容もすごく難しかったけど、楽し
かった。ああいう仕事があるから、完全に引退できなくなるんだけど、修士、博士の肩書き
を持つ英語人ばかりのチームに呼ばれたのは、英語ネイティブでも大学卒でもないワタシ
にとっては一世一代の「大抜擢」。ちょうど25年目に入った翻訳キャリアの集大成と思って
がんばったもので、みんなより遅れて作業を始めたけど、いの一番にゴールイン。あの達成
感は死ぬまで忘れないだろうな。

2015年。2月には在宅フリーランスになって満25年。累積売上高約2億円。個人所得税
の額が勤め人時代の年収よりも遥かに多くなった年もあった。ゆめゆめ女の細腕でなどと
言うなかれ。5月には日本を離れて満40年になる。スーツケース3つでカレシの元に来た
ワタシは27歳だった。そうそう、2015年はまたカナダ国籍になって満35年を迎える。外国
の街角で白地に赤いカエデの旗が翻っているのを見ると胸がキュンとする。大波小波は人
生の常だし、荒波も凪もあったけど、ワタシにはこの国はいつも優しかった。

さて、大晦日の夜はワタシの実家の習慣を継いで「すき焼き」。お酒とシャンペンを冷やして
おかないと・・・。