リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~太平洋横断5日目(毎日が前日より1時間長い)

2024年09月26日 | 日々の風の吹くまま
9月25日(水曜日)。🌤⛅🌤🌫。ゆうべは時計を1時間戻しての10時まで何とか頑張ったけど、目が覚めたらまだ6時すぎ。悩ましいねえ。これで5日連続で毎日が1時間ずつ長くなった勘定だけど、時差の話になるとややこしくなるばかり。携帯のクロックによるは東京は現在時間より1時間遅れとなっているけど、まだやっとカムチャツカ半島の南端の沖を通っているのに時差1時間なんてありえなぁい、としまいには2人とも混乱してお手上げ・・・。

けさの論点は、釧路に入港するのはあさってだけど、その前、つまり今夜と明日の夜にもまた時計を戻すのかどうか。あと1回?あと2回?結論としては、船はUTC+11の時間帯(ソロモン諸島など)を航行中なので、あしたはUTC+10(オーストラリアのブリズベーンやタスマニア)の時間帯に入るから、今夜のうちに1回。で、日本標準時はUTC+9の時間帯なので、明日の夜にまた時計を戻すことになるわけで、つまりあと2回。要するに、釧路に着いたらそのあとは函館、宮古、東京とずっと日本標準時のままだから、あさってから先はカナダに帰ってUTC-7(太平洋標準時夏時間)の日常生活に戻るまで時計を変えなくても済むようになるわけ。それが10月10日で、それから1カ月もしない11月3日に夏時間が終わって、来年の春のクルーズの前までUTC-8。都合勝手でジグザグな時間帯よりはストレートで分かりやすい気もするけど、はあ・・・。


こんな風にまっすぐだといいのに・・・

まあ、地球が丸いから、あちこち動き回って「人間活動」をやるとなると、こうならざるを得ないわけで、船が出るまでは、途中で日付変更線を越えて、6日もかけて太平洋を横断する船旅ってどんなものかなあと想像を巡らせていたんだけど、現実になってみるとずいぶん違った体験をしているという感じがする。ヴァスコ・ダ・ガマやコロンブスの大航海時代には時間帯なんてものがなかったし、帆船のスピードは現代の船とは比べ物にならないわけだけど、はて、大西洋のど真ん中でコロンブスはどんなことを思って海と空が出会うところを見ていたのかな。たぶん、巨富を期待して目指す「黄金の国ジパング」はもうすぐに違いない・・・とか。




きのう夕食が終わってキャビンに戻ったら、ベッドの上に日本の「外国人入国記録」2枚と、明後日の釧路港での入国管理の手順の説明書が置いてあった。日本の領海に入って最初の寄港地で、陸上ツアーが2つ、3つあるから、空港と同じ扱いなわけね。説明によると、(日本国法に基づいて)入国管理局が対面審査をすることになっていて、上陸するしないに関わらず4階デッキのVenetian Lounge(劇場)でで乗客全員を審査するので、それぞれに記入した入国記録とパスポートとカードキーを持って左舷側の入口から劇場に入るようにとのこと。Silver Novaは乗客定員728人のところ今回は632人(40%がリピーター)乗っていて、ツアーの予約をしている乗客を優先して、その他はデッキごとに順に処理と言うことで、8階デッキの私たちは何時ごろになるのかな。ツアーの出発は8時過ぎだから、8時前に始まるとして、私たちの番は9時ごろかな。でも、釧路で入管の手続きが済むってことは、東京で船を降りたらそのままホテルまで行けるから楽ちんでよさそう。うん、あしたは日本に着く前の事務処理の日ってことにしようっと。こういう日常の端っこを持ち込めるのもちょっと長めのクルーズのいいところ。なぁんてのんきにやっていたら、ベランダの外で急に…あ、霧!子供の頃の夏に見慣れた霧の色。なつかしいなあ。うん、霧の出迎えだ・・・。




ランチのバフェ

海の霧の出迎え?



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