リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

バースデイ・イヴというものがあったなら

2016年04月24日 | 日々の風の吹くまま
日曜日。午前8時。まぶしくて目が覚めた。今日は雨の予報だったから遮光パネルを入れ
ずに寝たのに、晴れるとは何ごとだっ。でもまあ、雨(と風)ばっかりの長い冬(雨期)の後は
やっぱり毎日たっぷり日がさして明るいのがいいに決まっているから、文句を言うのは天気
にじゃなくて当たらない天気予報ってことにしておこう。まっさきにきのう全部終わらせてお
いた3つのファイルをさくっと圧縮ファイル1個にまとめて、さくっと送って納品完了。日本は
月曜日午前1時。めでたく自由の身になって、流れ行く雲を眺めて白日夢・・・。

 

視界いっぱいに広がる空を行く曇は色も形も毎日違っていて、ほんとに見飽きることがない。
リビングの隅のお気に入りのロッキングチェアに座って、オットマンにゆったりと足を伸ばし
て、だら~りのんびりと空を眺めていると、ああ、いいなあと幸せな気分になる。引越し熱に
浮かされる要因にもなったcabin fever(閉所熱)もどこかへ吹っ飛んでしまった感じ。(北米
では長い間隔離状態にあったときに起きる抑うつ感、疎外感、イライラなどに苛まれる異常
な精神状態のことを人里離れた山小屋(cabin)に篭った状態に準えてcabin feverと呼ん
でいる。一種の閉塞感かな。)

明日の誕生日はワインフェアに行くし、カレシが土曜日に遅ればせのディナーの予約を取っ
てくれたので、思いついて今日のうちにバースデイスペシャルをやることにした。極楽とんぼ
亭ではシェフの誕生日はシェフ自身が腕を振るうことになっている。仕事の手が空いたばか
りで絶好のタイミング。何がいいかなあと思案投げ首。陽だまりで雲を眺めながらぼんやり
考えていて、ふと浮かんだのが今日本で大人気らしい「寿司ケーキ」。さっそくググってみた
ら、うわっ、もう、すんごぉ・・・。

フリーザーから出したマグロ、イカ、サーモン、タコ、ホタテ、トビコ、イクラを解凍。もう40年
使ったサンヨー電気釜でご飯を炊いて、寿司飯を作って、後は閃きしだい。カウンターの反
対側のスツールに陣取ったカレシと、ビタースでほのかにピンク色に染まったマティニをやり
ながらのひととき。スプリング式ケーキ型でデコレーション風、プリン型でプリン風、変わりス
シ型でニシンの酢漬けを載せてプチフール風、マグロの切れっ端と海苔でネギトロ風にして、
バースデイ・イヴ(なんてあるかのどうか知らないけど)のごちそう、できあがりっ。1日早い
ハッピーバースデイ・トゥ・ミー!