リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いつ弾けるのか、このバブル

2016年04月27日 | 日々の風の吹くまま
ちょっと雲があったけど、いい天気、まだ継続中。午前9時を過ぎて、ダイニングの外のデッ
キに2本のロープがどさっと落ちて来て、バケツを持った窓拭きのお兄ちゃんが別のロープ
でするする。オフィスの窓から見ていたら、降りるのに使ったロープを外して、きのう屋上か
ら手すりまでかけ渡したままにして行ったロープをつけて、えいやっと手すりを越えて姿を消
した。青空が広がって、差して来た日がガラスに反射しているだろうに、まぶしくないのかな
あ。今日もごくろうさぁ~ん。

今日はカレシもワタシも揃ってだらだら。ラジオのニュースでCMHC(カナダ住宅ローン・住
宅公社)がバンクーバーの住宅市場は過大評価ではあるけど過熱状態ではないと発表し
たと言っていた。へえ?住宅相場はもう10年以上も過大評価の状態で、何か1980年頃
のパニック買いの再来を思わせるくらい過熱しているように見えるけどな。戸建てなんか郊
外でさえ1年で20%くらい値上がりして、あまり注目されていなかったニューウェストでさえ
築80年くらいの家が1億円。戸建てがダメならせめてマンションと、これまではさほど派手
に値上がりしなかったマンションも戸建て並みのペースで値上がりし始めて、家族の需要が
高い3寝室のユニットは元々数が少ないから、子育て世代には手が届かなくなりつつある。

午後の散歩がMarket Crossingへのトラックの散歩になったので、夕食後にご近所を散歩
しようと言うことになって、店先に並んでいる花を見に6番アベニューに回って、ちょっとばか
りのつもりでムーディ公園まで足を伸ばしたら、いつのまにか公園を抜けて12番ストリート
に出てしまった。「ブラウ・オブ・ザ・ヒル」と言う、今は少々治安が良くない言われているけど、
クィーンズパークと並んで歴史のある地区で、1950年代に建てられた3階建てのアパート
がたくさんある中に築100年以上のドールハウスのような家があちこちにあって、よく手入
れされていれば売値はたぶん1億円近いだろうな。

私たちが初めてのマイホームを買った1982年は、パニック買いが行き着けるところまで行
き着いて、インフレ退治の高金利政策の副作用で起こった深刻な不況で大暴落した住宅市
場が下げ止まりつつあったときだった。超低金利でインフレもない今、はたしてまたあのとき
のなだれのような暴落が起きるのか。膨らみすぎた風船はいつかパンッ!と派手に弾ける
はずだけど・・・。