リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

世の中まだ捨てたもんじゃないと思うとき

2016年06月17日 | 日々の風の吹くまま
晴れ。カレシはきのう探し物に忙しくて昼寝ができなかったせいでぐっすり眠れたとかで、朝
から上機嫌。探していたものはまだ見つかっていないけど、自分でどこかに置いたものを探
し回るのは昔からのことで、奥さんをどこかに置き忘れなければそれでいいんだけど、とき
には生涯にいったいどれだけの時間を探し物に費やして来たのかと考えてしまう。何日どこ
ろか何年にもなったらずいぶん無駄をしたと言う気にならないかな。でも、同じ探し物でもあ
てもない「自分探し」よりはいいか。

洗濯機を覗いたらけっこう溜まっていたので、今日はまず洗濯から。旧居では一番めんどう
だった洗濯が新居ではちっともめんどうでないのが不思議。もっとも、洗濯室はキッチンの
脇にあるし、乾燥機を洗濯物入れの代わりにして、ちょっと溜まったなと思ったら下の洗濯
機に移して洗うので毎回1ラウンドで済むようになったことが大きいかもしれないな。金曜日
はカレシが午後1時と4時にスカイプレッスンの予定があるので、仕事がない日のワタシは
ちょっとばかり手持ちぶさた。今夜は刺身にしようと思い立ったが吉日で、散歩がてら電車
で4駅先のHマートへ。

トートバッグ一杯の買い物をして来たので駅から106番のバスに乗り換え。5分ほど待って
バスが来たけど、運転手はドアを開けずに座席を上げている。運転席に戻ってドアを開け
たけど、誰も乗らないので見ていたら、床の一部が開いてランプになり、列の中にいた電動
車椅子の人が乗り込んで座席を上げてできた優先スペースに納まって、ランプを畳み込ん
でから、「はい、どうぞ」。次のバス停ではベビーカーを押した人が乗って来たので、運転手
が反対側の優先席の人を移動させて、近くに立っていた人が座席を上げてスペースを作っ
てあげた。3番アベニューのバス停でも車椅子の人が待っていたけど、ドア開けた運転手が
「あいにくスペースがなくてね。次のバスが来るまで10分もかからないけど、待てる?」 外
の歩道から「大丈夫だよ」という声がして、運転手は「ごめんね」とドアを閉めて発車。乗って
いる人たちはそういう光景をあたりまえとして見ている。メトロバンクーバーには昔からバス
を降りるときに運転手にありがとうと声をかける風習があるし、殺伐とした世の中だけどま
だまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれる。

夕暮れ時、雨が降らなかったのに虹。ベーカー山はピンク色。雨の予報なのに・・・。