リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

忙中閑なしで

2016年09月29日 | 日々の風の吹くまま
9月29日(木曜日)。予定が詰まってだんだん忙しくなって来た。大きな旅行の前はいつも
こんなもんだけど、今回はなぜかやたら忙しいっ!という感じ。きのうは朝から近所の小さ
なブティックに壊れたジッパーの取替えができたカレシの愛用のカジュアルパンツを取りに
行って、ついでにズボンの裾上げを頼んで、前日に到着の通知のあった通販の注文品を取
りに行って、はっと思い出してヘアカットの予約を入れて・・・とご近所をひと回り。

午後は早めの夕食を済ませて、今日から始まるArts Clubのシーズン2本目、アメリカの若
手劇作家アン・ベーカーのピュリッツァー受賞作『The Flick』の舞台げいこを見にグランヴィ
ルアイランドへ。今にもつぶれそうな映画館で働く若い3人が主役で、本番でないから幕間
の演出家と制作スタッフの「会議」が長い。私たちもロビーでせりふの間があり過ぎるとか、
それが今どきの若者の思考速度かもしれないとか、リアルの人間関係が苦手だということ
だとか喧々諤々。ワタシには過去の映画に関して持っている知識(というか「データ」)をひ
けらかし合う場面がデジタル時代に育った若者の「知識観」を表しているように思えた。帰っ
て来たら11時過ぎ・・・。

今日はカレシが出かけた後にシーラが来て、背中の筋を違えて掃除ができそうにないと言
うことで、掃除は私たちが留守の間に心行くまでやってもらうことにして、コーヒーを飲みな
がらおしゃべり。子供時代を過ごしたニューファウンドランド州の小さな村の暮らしはワタシ
が子供だった頃の釧路での暮らしと環境や雰囲気が似ていて、シーラがまるで共通の話題
のように話すのを聞いていてちっとも違和感がないし、母から聞いたことのある北海道開拓
時代の先祖のエピソードとシーラのおじいさんの武勇伝がワタシの頭の中でひとつのイメー
ジになって、おばあちゃん2人が(ホームかどこかで)日向ぼっこをしながら昔話をしている
みたいな図になって来るからおもしろい。

午後は裾上げしたズボンを取りに行って、スーパーに行って、ファーマーズマーケットに行っ
てと大忙し。最後は郵便局でけさ到着通知が来ていた小包の引き取り。6月に予約して首
を長くして待っていた『Onegin』のCD。終演後にキャストがスタジオで録音したもので、予
約販売版はキャストのサイン入り。さっそく聞いていたら、あの感動が蘇って来て、また涙が
ほろほろ。ま、出発まであと1週間。気合を入れないと・・・。