リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

女子力でも何でもいいけど

2017年03月09日 | 日々の風の吹くまま
3月8日(水曜日)。曇り。でも、夜遅くに止んだ雪はそのままどこかに退散したらしい。朝ご
はんが終わる頃には青空が広がって来て、デッキの雪がどんどん解けて行く。うれしいね。
気持がぐ~んと軽くなって、鼻歌のひとつも出てくるというもの。そんなときにカレシが「おい、
あれを見ろよ」。おや、5番アベニュー向こう側のマンションの大きな煙突の上に大きな鳥が
いて、世界を睥睨している。
 

うわっ、ハクトウワシ。アメリカの国章になっているあの頭の白い大鷲。体長1メートル前後、
翼を広げると2メートルくらいもある大きな鳥で、英語ではbald eagle(文字通り「ハゲワシ」)
だけど禿げてるわけじゃない。冬の間バンクーバーの北西スコーミッシュの海岸や川の辺り
に千羽以上集まるそうで、メートル単位で計るような大きな巣を作るとか。ずっと昔、同行通
訳でバンクーバー島に行ったときに魚釣りに連れて行かれたボートの上から小さな無人島
の大木に何羽も並んで止まっているのが見えたけど、すっくとした姿勢は威風堂々という言
葉がぴったりだったな。

今日はInternational Women’s Dayで、日本語では「国際婦人デー」。でも「婦人」って、何
かちょっと古めかしい感じがしないかなあ。どこにもしゃしゃり出たりしないお淑やかで控え
めな女性ってイメージが浮かぶけど、もう古いのかな。でも「国際女性デー」と変えてみても、
つまるところは男、女といった「性」だから違和感は拭えない。「国際男性デー」ってのもある
らしいけど、結局はどっちもただの「イベント」のレベルになっている感じがする。織姫じゃあ
るまいし、1年に1度だけメディアにわっしょいされてもねえ・・・。

最近は日本語の記事などでよく「女子力」というのを見かける。英語のgirl powerを直訳し
たものだということは直感的にわかるんだけど、どうも日本の女子に求められる「女子力」と
いうのは、北米やヨーロッパで女子たちが使う「girl power」とは反対の意味合いになってい
るらしい。試しにグーグルの画像を検索すると、キーワードを日本語の「女子力」にするか
英語の「girl power」にするかで受ける印象が正反対のイメージが出てくる。つまるところ、
「girl power」には「女だからと思ってなめんなよっ」とばかりに真っ向から男社会に対峙し
ようという感じだけど、「女子力」は日本の男社会が女性に求める「女らしさ」を正面に出す
ことで結局は男に媚びているような感じがする。ま、文化の違いと言ってしまえばそれまで
なんだけど・・・。

宿題をどっさりもらって来た

2017年03月09日 | 日々の風の吹くまま
3月7日(火曜日)。曇り。朝起きてブラインドの隙間から恐る恐る外をのぞいたら、あ、雪は
ほとんど降らなかったみたい。道路も歩道も見える限りは白くなっていないし、ああ、よかっ
たぁ。今日は10時にArts Clubのオフィスでキャシーと会って、推敲して書き直した脚本の
フィードバックをもらえることになっていて、きのうから何となくどきどき、わくわく。道路事情
を考えて9時10分前に家を出たら、バスはすぐ来たし、電車もすぐ来たしで、メインストリー
ト駅に着いたのは何と9時半。

道路から窓越しに見える衣装部門のワークショップをのぞいたりして時間をつぶして、10分
前にBMOセンターに入ってコンシエルジュのおじさんに予約を伝えたら、電話で確認して、
エレベーターで2階のオフィスに通してくれた。(関係者以外は無許可で入れない仕組み。)
グランヴィルアイランドのDevelopment部門のオフィスは狭っ苦しかったけど、BMOセン
ターのオフィスは広くて明るい。寄付集めの窓口業務やイベント企画、ADCメンバーの「世
話焼き」が仕事。みんないい人たちで、もう友だちみたいなもの。キャシーはその部長で、大
学で文学と演劇を専攻した背景から、「私は劇作家じゃないから」と言いながら個人的にワ
タシの脚本を読んでアドバイスしてくれている。

ロビーの吹き抜けのアトリウムで、角のコーヒーショップで買って来たコーヒーを飲みながら
の「指導」。前回のアドバイスを踏まえてプロローグとエピローグを加えた改訂版は「もうあと
ひと息のところ」と、ぎっしりと書き込んであるコメントにさらにコメントを加えながら、「ここを
もう少し掘り下げて」、「ここはちょっと曖昧ね」、「ここは弱いわね」、何と1時間半。最後に
「はい、宿題よ」と脚本を渡されて、読みたいと言われて持って来た「人生総集編」の梗概と
ベースになるストーリーを渡してセンターを出たら、外は雨。・・・。

英語教室に行っているカレシと落ち合うために電車でメトロタウンまで。窓の外に雪がちら
ちらと見え始めて、電車がバーナビー市に入る頃には大きな雪のひらがどんどん増えて、メ
トロタウン駅に着いたときはまるで吹雪模様。教室の前で待っていたカレシと車で帰途に着
いたけど、川べりで標高は高くないはずのニューウェストでもぼた雪がどさどさ。午後には
雨になると言った天気予報屋の嘘つきぃ~っ!雪はデッキには積もったけど道路は白くな
らないまま夜まで降り続いた・・・。