リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

フリーランスは人付き合いのビジネス

2017年03月25日 | 日々の風の吹くまま
3月24日(金曜日)。曇り。いやぁ、くったびれたのなんのって、こんなに根を詰めて仕事を
したのは久しぶり。火曜日も水曜日も木曜日も仕事、仕事で日が暮れて、きのうの午後9時
にやっと最後の見直しを完了。思わず立ち上がって思いっきりバンザイしちゃったけど、肩
はコチコチで、指の関節はみんなシクシクだし、知らず知らずに歯を食いしばるもので顎も
ガクガク。でも、モニター用に買ったメラニン入り眼鏡のおかげで目はパッチリ。1日ずっと
睨んでいても目がしょぼしょぼしないし、眼瞼下垂もかなり改善された感じがしてうれしい。

フリーランスの自営業もいつの間にか創業27周年を過ぎて28年目。生まれてからこの方
の4割、働いて来た年数の6割以上をおひとりさま稼業でやって来たということで、来年の
今頃は29年目、再来年はとうとう30年目に突入。独りになった頃はちゃんと稼げるかどう
かの方が心配で、こんなに長く続くなんて思ってもみなかったから、驚くべきか、呆れるべき
か。まあ、けっこう何でも人に頼らずに自分でやっちゃうタイプだし、フリーランス稼業はそこ
が肝心なところだから、翻訳と言う仕事と合わせて相性が良かったんだろうな。

小町横町では人間関係が嫌(苦手)だから「在宅ワーク」をやりたいと言う人がいるけど、こ
れはフリーでやって行く上では致命的だな。ワタシは個人事業のCEOだけど、この場合の
Eは「Everything」で、つまりは「最高何でも責任者」。営業部も経理部も総務部も業務部も
品質管理部も調査部もシステム部も顧客サービスもぜぇんぶワタシの担当だから、それぞ
れの業務で客先のいろんな人たちと付き合うことになる。いい人もいればムカつく人もいる
し、おまけにこっちでちょんぼをしても「担当者」をクビにするこもとできないし・・・。

去年だったか、Forbesに2020年にはアメリカの労働人口の半分がフリーランサーになる
という記事があったけど、これは副業を含めての話で、実際に自営業としてフルタイムで働
いているのはフリーランサー全体の40%くらいらしい。最近は「ギグ・エコノミー」と言う言葉
があるけど、これは「単発の仕事で回る経済」のことで、要するに日雇いの非正規労働のよ
うなもの。厚生給付はないし、経費は全部自腹なのに収入はいたって不安定なところは自
営業のワタシだって同じだから、ひとつひとつの仕事が「ギグ」ということになるか。それじゃ
あ、次のギグにかかるとするか・・・。