リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

白内障の手術~まずは右目が大成功

2024年10月19日 | 日々の風の吹くまま
10月18日(金曜日)。🌧。予報通りの降りようで、大雨警報発令中。何でも「大気の川」という低気圧が来るんだそうで、BC州南部の沿岸部(メトロバンクーバーがあるところ)では今日と明日で120ミリくらいの雨が降るらしい。これ、昔は(ハワイ方面から来るから)「パイナップル特急」と呼んでいたもので、たいてい団子三兄弟みたいに複数が数珠つなぎになっているヤツ。まあ、この週末は出歩くわけには行かなそうだからいいけど、明日は週の総選挙の投票日。もっとも、すでに有権者名簿にある約350万人のうちの100万人以上が期日前投票を済ませた(私たちは郵便投票を済ませた)というから、最終的な投票率には影響はないかもしれないな。

今日はいよいよ右目の白内障の手術をする日。朝は9時に起きて、まずワタシとしては珍しい朝シャワー。夜中以降は手術が済むまで何も食べてはいけないことになっているので、朝ご飯抜きでランチ抜きで、10時以降は水もダメ。きっついなぁ。病院でのチェックインは午後1時15分で、早過ぎても遅過ぎてもダメと書いてあるので、ウーバーのアプリを開いては「Drop off」の時刻(予想到着時刻)を見て、最終的に20分足らずで行けそうなので20分ちょっとを見計らって玄関ロビーからウーバーコール。外に出て庇の下で待っていたら2分ほどで車が来て、病院の正面に着いたのは1時12分。バーナビー総合病院は盛大な拡張工事の最中で、病院の中は迷路みたい。玄関は3階で、1階の受付でチェックインして患者タグを手首に巻いてもらって、4階にある日帰り手術の待合室へ。渡された質問票の束を入口のバスケットに置いて、外で待っていたら看護師が出て来て質問。全部終わったら待合室に入って、カーテンで囲まれた椅子でジャケットを脱いで患者衣を羽織って待機。


日帰り手術はここで待機

最初のうちは10分か15分くらいおきにいろんな点眼薬を入れられたけど、後はただの「待機」。希望すれば抗不安薬(ロラゼパム)を点滴するということで両隣の患者は頼んでいたけど、ワタシは不安のかけらもないし、昔やけっぱちで過剰摂取して昏倒したアホな前科があるので、いりません。そのうちに点眼薬を入れた右目がぼやけて来て携帯の画面も良く見えなくなったので、カレシにオフにするからねとテキストを送って電源をオフにして、目を閉じてうとうとしているうちに、ぐっすり眠ってしまったらしい。(看護師たちがすごいおばあちゃんがいると呆れていたらしい。)せっかくよく眠っていたのに「もうすぐですよ」と起こされて大あくび。周囲の会話からして午後4時ぐらいで、そのまま渡された温かな毛布に包まれてまたうとうとして、実際に手術室に入ったのはそれからもっと後。外で麻酔を点眼されて、手術用の椅子に座って、陽気なマケンジー先生が「じゃあ行くよ」と顔にカバーをかけて手術開始。ときどき眼球に圧力を感じる程度で、先生の横でおもしろい音がするので機械が出しているのかと聞いたら、「そう、吸引の圧力によって音が変わるんだよ」。へえ、前衛音楽的だな。「それじゃあ今からレンズを入れるからね」。またちょっと圧力っぽい感じがして、「はい、終わりっ」。先生がテープで止めていたカバーをべりッと剥がすと、あはっ、まだぼやけてはいるけど明るさが格段に違うっ。

終わったら次の患者と交代する形で日帰り手術の待合室へ帰還。看護師さんが「お迎えに来てと電話しますね」と言い、別の看護師さんから術後の注意事項を聞いて、さらには「のどが渇いたでしょう」とジュースをもらって、ロッカーに預かってもらっていた所持品の袋を受け取って、カレシが来るまで待機。大雨の中のラッシュアワーと病院内の迷路のおかげで、カレシが待合室に入って来たのは30分以上経ってから。その後2人であちこち迷路をうろついて、やっと正面から外へ出たのはさらに10分後。カレシが作りかけだったチキン入りサラダにサラミとコニャック入りパテを添えて遅い晩ご飯。お皿の白さが印象的で、まだ手術していない左目だと世界がすべて黄色っぽくどろっと暗い色に見えるのに、右目は白は明るい白、青は地中海の青、赤は闘牛を奮い立たせる赤と、視界が明るく広々として、信じられないような違い。眼鏡をかけると右目が視力の変化で超が付くぼやけになるので、左目もできるだけ早く手術してもらって、新しい眼鏡を作って、白が白に、青が青にくっきりと見える視界を取り戻したいなあ。


カレシが作った晩ご飯~おいしそうな色