リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

山並みに囲まれた眺望を愛でている時じゃないでしょ

2023年12月15日 | 日々の風の吹くまま
12月13日(水曜日)。🌥☁。霧は晴れたけど、今度はどよぉ~んとした空模様で、朝日が昇るベーカー山の周りに何となく朝焼けっぽい色が見える程度。そっか、朝焼けは雨の前触れなんだっけ。天気予報では明日は曇り時々小雨くらいらしい。まだコットンのカーディガンジャケット1枚で出かけられるくらいで寒くはないんだけど、いやになるほど湿っぽいなあ。空気が乾いているときの寒さとじっとり湿っているときの寒さでは感触が全然違う。どうせ寒いなら乾燥してキリっと冷えている方が気分的にいいような感じかな。

それにしても、我が家の窓からの視界を取り巻く山並みの荒々しいこと。カリフォルニア州北部からオレゴン州、ワシントン州を経てBC州南部まで千キロ以上も延々と北上して来たカスケード山脈は太平洋を取り巻く造山(火山)帯の一部で、ロッキー山脈よりもずっと若い山脈(4千万年弱)なせいか、遠くに連なって見える稜線はぎざぎざ。火山帯だから北から南まで10以上の火山が連なっていて、43年前に噴火したセントへレンズ山もそのひとつで、バンクーバーにも薄っすらとだけど灰が降った。南東側のサレーの高層群の背景に聳えているベーカー山(3286m)もれっきとした活火山で、これが噴火したらメトロバンクーバーは灰に埋もれてしまうだろうな。東に見えるのはゴールデンイアーズ山系で、一番高いのがジャッジハウェイ山(2262m)、次いでロビーリード山(2095m)。どっちもとんがっているのは法曹家の名前が付いているからかな。開拓時代の判事だったジャッジハウェイの近くには1884mのザ・デフェンダント(被告)と1767mのザ・ウィットネス(証人)と言う峰があるのがケッサク。

広々とした視界の中で刻々と姿を変える雲はいつ見ても見飽きないけど、太陽の角度によって風情が変わる山並みも見飽きることがないな。国境を越えて来たカスケード山脈はコースト山脈となって大陸沿岸沿いにさらに延々と1600キロもユーコン準州/アラスカ州まで伸びていて、一番高い山はバンクーバーから北へ270キロちょっとのワディントン山(4019m)。メトロバンクーバーの背景にあるノースショア山地はコースト山脈の南端にあって、いくつもに枝分かれした山系のひとつでさらにいくつもの山系があるけど、ノースバンクーバーからロープウェイで登れる(低めの)グラウス山でも1200m以上で、だいたいは1400mmから1800m。人口250万の都市圏のすぐ背後にとんがった山が並んでいる眺望は観光都市バンクーバーの絵葉書の定番になっている。








思いついてぎざぎざ、ごつごつとした山並みを南から北までズームで撮って回って、さて、今日は日本向けのクリスマスカードだけは送らないと間に合わない。山ほどあるわけじゃないけど、封筒にアドレスのラベルを貼りつけて、我が家のアドレススタンプを押して、海外向けのクリスマス切手を貼って、航空便のスタンプを押して、サインしたカードとニュースレターを入れて封をして、東京の先生に読んでいただく翻訳脚本の原稿は三つ穴パンチで穴を開けてバインダーに綴じて、封筒に入れて、何とか午後には「郵便物」を抱えて道路向かいの郵便局にひとっ走り。はあ、師でも何でもないけど、師走はやっぱり師走なんだねえ・・・。


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