らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

山形市合同音楽教室最終日

2007年09月28日 23時33分46秒 | 山形交響楽団
 急に秋めいてきたようだ。例年より長かった残暑も終息に向かっている。
4日間行った山形市民会館での小学校低学年へ対象とした音楽教室も今日の午前の公演を持って千秋楽。たくさんの子供達の笑顔と出会うことが出来た。山形Qのメンバー中爺の息子も聴いていたというし、なかなか充実した1週間だった。山形響の仕事の本道である子供達への音楽教室を更に効率よく行うには、ホールでの実施が一番良いように思える。体育館よりは音響も良いし、他校の子供達と聴くというマナー勉強にもなるし。ただ大変なのは引率する先生かも知れないが。山形市や川西町、大江町、大石田町、飯豊町などの市町村は合同音楽教室の体制が確立されているが、特に大都市の酒田市や鶴岡市、東根市、天童市などの行政が真剣にこの体制作りに向かってくれれば、山形響の団員としてこんなにうれしいことはない。各学校へまわっているには限界もあるし、効率も悪い。全市町村が、合同音楽教室を実施してくれれば、毎年1回は子供達は山形響を聴くことが可能である。不景気でそんな文化にお金かけるより・・・・。

 文化経済学という学問がある。興味があれば調べてもらうのが良いが、イタリアが財政難に陥ったとき、失業者対策などより、文化行政に力をいれたら、財政が復興して経済的にアップしたそうである。日本の財政状況悪化をくい止めるには、目先の事より、人の幸せに力をいれる事も一つの手段である。

 約1ヶ月にわたり、山形交響楽団の普段の活動をリポート?してみた。定期演奏会などの華やかな活動は注目されやすいが、実際はほとんどこんな活動をしている。尊い活動だと思う。

 「地元の子供達へのハイレヴェルのオーケストラ音楽の提供」それが目標であり、山形に山形響が存在する意義だと思う。(もちろん定期演奏会などは、大人の県民への音楽文化提供である。)

 (写真)終演後、笑顔一杯に帰る子供達。バスの送迎前。
コメント (2)
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