らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

Juilliard String Quartet

2008年07月21日 18時17分16秒 | お気に入りのCD
 お勧めのCDのカテゴリーからは外れていますが、DVDを紹介します。
Euroartsという会社から発売になったJuilliard String Quartetの1975年に収録された演奏です。

L.v.Beethoven
・第4番 c-moll Op.18-4
・第7番 F-dur Op.59-1
・第14番 cis-moll Op.131
の3曲が収録されています。

 ジュリアード弦楽四重奏団は、CDがまだ高かった頃(1枚4000~5000円位)、ソニーが破格の3000円のシリーズを出して、私達学生がやっと手が出る価格になって、CDの購買意欲が出てきた時に(その3000円シリーズの中に何枚か入っていたため)最初に聴いた弦楽四重奏団です。もちろんレコード時代は、他の弦楽四重奏団を聴いた事は有りましたが、CDという媒体で初めて聴いた弦楽四重奏団の一つと言えるでしょう。その頃は善し悪し(好き嫌い)もわからずにシューベルトの「死と乙女」「四重奏断章」やドヴォルジャークの「アメリカ」「糸杉」などを聴いていました。

 CDが安くなるに連れて色々な団体を聴くようになり、しばらくジュリアード弦楽四重奏団からは遠ざかっていました。昨年来日してバルトーク全曲を演奏したそうですが、その演奏会のテレビ放映があって、それを見てからやはり良いかも!と思い直しました。

 1975年収録という事は、長年(半世紀位)同団を率いていた1stVnのRobert Mann氏も健在で、若き日の演奏を見る事が出来ます。(今は1stVnのメンバーは交代しています)。

 若い頃聴いていてあまり好きではなかった機械のような、言い方をかえれば「冷たい」テクニックは、今の私には心地よくて、音楽に私情をはさみすぎない流れに心を打たれます。

 プロの批評家ではないので、やぼったいものの言いようは勘弁してください。

 こういう過去の埋もれた映像作品はたくさんあるでしょうから、当時評価されていなくても今の市場にもう一回出してくれる事を多いに歓迎したいと思います。誤解されないように書いておくとこの映像が当時評価されていたかどうかは、私は全然知りません。

 あらためてジュリアード弦楽四重奏団のBeethoven全曲を聴いてみたくなりました。そういえば山形Qの第1回定期演奏会が終了した直後に天童市市民文化会館に来た現メンバーのジュリアード弦楽四重奏団演奏会を山形Qメンバー全員で聴きに行きましたっけ。懐かしい思い出です。だちゅ嬢もお父さんと聴きにきていて会いました。当時は一緒に演奏するとは思ってもいませんでした。笑。
HMVジャパン
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