らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

高文連2009

2009年05月10日 23時47分11秒 | 指導
 昨年の記事はこれ。
 練習

 昨日のことですが、今年も山形県高文連オーケストラ合宿の指導に行ってきました。昨年と同じ~天童市にある山形県青年の家にて合宿が行われています。今日まで。

 今年のヴィオラパートは、新庄北高校・米沢東高校・酒田中央高校・酒田西高校から2・3年生が参加しました。

 (昨年の記事に書いたことですが)昨年の1・2年生が今年の2・3年生になっていたので、いきなり結果的な事を言いますと、今までで一番レベルアップしていたと感じました。

 エルガーの弦楽セレナーデ全曲を指導しなくてはいけなくて、「こんな難しい曲演奏できるのかな?」というのが、行く前の正直な予想だったのです。

 各高校の定期演奏会等のプログラムを聞いたところ、各高校がこの曲をプログラムに入れて指導しているとのこと。

 普段だと自分達の高校の定期演奏会のプログラム曲とは別に、この高文連オーケストラの曲があって練習しきれていない高校があるのですが、今回はそろいもそろって各高校のプログラムにこのエルガーの弦楽セレナーデが入っていたのです。

 各高校でのボ~イングや解釈の違いはあれど、ちゃんと譜面をさらっていました。

 憶えていた高校生もたくさんいて、今年は初めまして!という雰囲気ではなかったので、最初からスム~ズに指導できたと思います。

 上記の状態でしたので、基礎練習からとか、ボ~イング合わせとか、音程合わせだけで終わってしまう普段の指導ではなくて、今回はだいぶ音楽的な事を指導できたかと・・?。

 しかし、私の悪い癖なのですが、事がスム~ズに進むと調子に乗って変なことをたくさん話してしまうのです。しかし、向上心の旺盛な高校生達が緊張感を切らすことなく一生懸命に練習に参加してくれていました。

 さらに悪のりに・・・。いかんいかん!!(今年の私の反省)


 彼女たちが(全部女子高生12名)、高校を卒業しても地元のアマオケや大学のオケに参加してくれる人が少しでもいてくれたら、本当にうれしいことです。せっかく演奏できるようになっても高校の部活動で、クラシック音楽との関係が終わりだと少し寂しい気持ちです。

 山形県内ではこの弦楽器演奏のクラブ活動は数が多くなくて、(この経済状況で創部も望めなくて)今存在している高校のクラブを少しでも維持・発展させていく事に各高校一生懸命やっているのが伝わります。

 さらに言うと生徒さんやその親御さん、そして指導している先生達、トレーナーの先生などの苦労はものすごく大きいという印象です。

 吹奏楽やブラスバンドよりお金がかかってしまうクラブですが、行政とか大きい地元の民間企業とかの援助が少しでも彼女達にいってくれるのを希望したいです。学校のクラブ活動に対してというのは難しいのかな?野球などは寄付金などが集まると聞いたことがありますけど・・・・・。

 文化にやさしい行政を希望します。

 おつかれさまでした。
コメント (2)
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