人を教えるということは、難しいです。
さて、本日は朝から蔵王に上って北高のオーケストラの指導に行ってきました。朝の蔵王は空気が澄んでいて気持ち良いですね。標高が高くなるごとに空気がきれいになっていく感じがしました。
オーケストラの指導と言っても私はヴィオラパートの指導だけでございます。
今、ヴィオラパートには3年生3人と2年生1人います。3年生は専攻生が1人いて、他の副科の子達に色々アドバイスをし続けてもう3年目なので、そこそこ演奏出来るようになっています。本日はI先生にヴィオラの弾ける子達の指導をお願いして、たった1人の初心者の子をマンツーマンで教えてきました。
副科と言っても個人レッスンが無くて、専攻楽器の練習や高校の他の勉強に力がいってしまっているので、なかなか副科の楽器は上達していかないのが普通です。学校の強化練習や合宿などで時間をかけるものの、個人練習などはほとんど出来ない状態なので、その限られた時間内で先生がどれだけ今後に積み重なる指導をするかに(高校時代にどれだけ演奏できるようになるか?)かかっているように思えてきます。
一番基礎的な音階~例えばハ長調~もきれいなフォームで演奏する事が困難な子達が、不思議と「展覧会の絵」なんて演奏しちゃうのですよ。しかし、もう少し譜面ヅラが楽なモーツァルトなどを弾かせても、何も積み重なっていないので、一からになるのは当然の成り行きです。笑。
彼女たちは音楽をしているというより、繰り返して練習に参加していることで、指の順番と弓の上下をなんとなく憶えていくだけなのです。もう少し、基礎を教える時間があればなぁ~とどこに指導しに行っても思う事ですが、曲を仕上げなくてはという気持ちといつも板挟みで苦しみます。
今日は、まず1オクターブの1と4の指を押さえたままにするフォームを学んでもらいました。もしそれが出来るようになったら、1stポジションの音階がきれいに演奏できるような気がしたからです。今までは1本1本の指で音程を探る感じ(捜す感じ)で弾いていたのですが、もともと音楽科の音感の良い子なのでそれでも何とかなっていたわけです。
アマチュアの世界は不思議です。例えば、将棋の世界で定石をあまり知らないでめちゃくちゃに駒を動かすけど、何となく強い人っているじゃないですか?定石を勉強していてもセンスがなくて、結局負けてしまう人もいます。このアマチュアの世界はフィンガリングもボウイングもめちゃくちゃなのに、何故か演奏出来ているように見える人もいますし、基礎力はあっても全然弾けない人もいます。
「どういう指使いで演奏しているの?」と聞くと我々プロでは考えつかないような指使いで演奏している事も多々あります。その後、オードドックスな指使いで簡単なのと、音楽的により高級な指使い2種類を教えてもその人達には出来ないのです。基礎が無いですから譜面上のその音は、何番かの指が動くという感覚なのですから、違う指でその音を演奏するのは初心者にはとても難しい事なのです。自己流が完全に出来上がってしまっているのですね。
それを1~2回の指導で習得させるのも無理難題だと思いますし、個人レッスンなどで対応していただくのが理想なのですが・・・。お金も時間も意欲も・・。本当に難しい問題?なのです。
あ~合宿指導は楽しかったです!と書くつもりがとんだ脱線文章に・・・。あっ今日教えた子の名誉のために言っておきますが真面目に一生懸命やっています。上記の文章は彼女のことではなくて一般論としてお読みくださいね。
すんまそん。お昼ご飯をいただきました。麻婆ライスかな?
さて、本日は朝から蔵王に上って北高のオーケストラの指導に行ってきました。朝の蔵王は空気が澄んでいて気持ち良いですね。標高が高くなるごとに空気がきれいになっていく感じがしました。
オーケストラの指導と言っても私はヴィオラパートの指導だけでございます。
今、ヴィオラパートには3年生3人と2年生1人います。3年生は専攻生が1人いて、他の副科の子達に色々アドバイスをし続けてもう3年目なので、そこそこ演奏出来るようになっています。本日はI先生にヴィオラの弾ける子達の指導をお願いして、たった1人の初心者の子をマンツーマンで教えてきました。
副科と言っても個人レッスンが無くて、専攻楽器の練習や高校の他の勉強に力がいってしまっているので、なかなか副科の楽器は上達していかないのが普通です。学校の強化練習や合宿などで時間をかけるものの、個人練習などはほとんど出来ない状態なので、その限られた時間内で先生がどれだけ今後に積み重なる指導をするかに(高校時代にどれだけ演奏できるようになるか?)かかっているように思えてきます。
一番基礎的な音階~例えばハ長調~もきれいなフォームで演奏する事が困難な子達が、不思議と「展覧会の絵」なんて演奏しちゃうのですよ。しかし、もう少し譜面ヅラが楽なモーツァルトなどを弾かせても、何も積み重なっていないので、一からになるのは当然の成り行きです。笑。
彼女たちは音楽をしているというより、繰り返して練習に参加していることで、指の順番と弓の上下をなんとなく憶えていくだけなのです。もう少し、基礎を教える時間があればなぁ~とどこに指導しに行っても思う事ですが、曲を仕上げなくてはという気持ちといつも板挟みで苦しみます。
今日は、まず1オクターブの1と4の指を押さえたままにするフォームを学んでもらいました。もしそれが出来るようになったら、1stポジションの音階がきれいに演奏できるような気がしたからです。今までは1本1本の指で音程を探る感じ(捜す感じ)で弾いていたのですが、もともと音楽科の音感の良い子なのでそれでも何とかなっていたわけです。
アマチュアの世界は不思議です。例えば、将棋の世界で定石をあまり知らないでめちゃくちゃに駒を動かすけど、何となく強い人っているじゃないですか?定石を勉強していてもセンスがなくて、結局負けてしまう人もいます。このアマチュアの世界はフィンガリングもボウイングもめちゃくちゃなのに、何故か演奏出来ているように見える人もいますし、基礎力はあっても全然弾けない人もいます。
「どういう指使いで演奏しているの?」と聞くと我々プロでは考えつかないような指使いで演奏している事も多々あります。その後、オードドックスな指使いで簡単なのと、音楽的により高級な指使い2種類を教えてもその人達には出来ないのです。基礎が無いですから譜面上のその音は、何番かの指が動くという感覚なのですから、違う指でその音を演奏するのは初心者にはとても難しい事なのです。自己流が完全に出来上がってしまっているのですね。
それを1~2回の指導で習得させるのも無理難題だと思いますし、個人レッスンなどで対応していただくのが理想なのですが・・・。お金も時間も意欲も・・。本当に難しい問題?なのです。
あ~合宿指導は楽しかったです!と書くつもりがとんだ脱線文章に・・・。あっ今日教えた子の名誉のために言っておきますが真面目に一生懸命やっています。上記の文章は彼女のことではなくて一般論としてお読みくださいね。
すんまそん。お昼ご飯をいただきました。麻婆ライスかな?