らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

山形Q練習34-vol.6

2009年12月21日 23時59分55秒 | 山形弦楽四重奏団
 写真は大江町の神通峡です。

 チェロ奏者がいわきに指導のお仕事があったためにお休みでした。弦楽四重奏はもちろん4人の弦楽器奏者による音楽ですので、4人で練習をするのが普通のことです。しかし、我々4人ともこの山形Q以外の活動を持っているので、時々誰かが抜けて練習する事があります。1声部が抜けて練習するのは意味が無いと言う人も業界の中にはいるかも知れません。

 ただ私個人的な意見を言わせてもらえば、この3人やもしかしたら2人での練習はもの凄く効果のある練習方法だと思っています。4人で同時に出す音全てを演奏しながら聴くという能力は、もの凄い能力です。自分に大事なはずしてはいけないソロがある場合は意識が自分の音だけになってしまうのは練習初期はしょうがないにしろ、どんな重要なソロの部分でも他のメンバーの奏でる音楽と会話したり意識しながら演奏するのが当たり前です。

 なので、練習の中期あたりで、誰か一人の声部が無くなるという事で全ての音に意識がいくようになる訓練になります。特に音の大きいチェロがいなくなったことで、メロディ~と中音域の声部だけのアンサンブル(上3人のアンサンブル)を整えるのに大変効率よく練習が進みます。

 ということで、本日はProkofievの第3楽章~LAMENT~ハイドン第3楽章・2楽章・1楽章・4楽章~イタリアのセレナード~またProkofievの第1楽章~第2楽章を演奏しかけた所で練習終わりました。

 チェロ奏者の名誉のために書きますが、チェロ奏者がいなくなった方が練習が進みやすいというわけではありませんからね。4人よりも少ない声部で練習することが、とても効果のあることだと書きたかっただけですから・・・・。別に1stVnやVa奏者がいなくても練習は効果的に進むと思います。山形Q結成当時は2ndVnとVa二人だけで練習していたりしていましたから。

 次回今年最後の練習は2ndVn奏者が、別仕事でこれまたいませんので、今度の練習は2ndVn声部抜きでまた深い練習が出来そうです。

 明日は山形響のリハーサルで尾花沢市まで行きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする