らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

山形Q練習39-vol.5~クァルテットウィーク~

2011年02月22日 23時41分28秒 | 山形弦楽四重奏団
 昨日から第3回庄内定期演奏会までクァルテットウィ~クを迎えます。ここまでクァルテットに集中出来る期間を得たのは久しぶりな感じがします。

 奇跡的に賜った1週間ですので、充実させていこうと思っています。

 まずはオケの垢落としから・・・。垢落としと言っても他意はありません。オーケストラと山形Qでの演奏方法は厳密に言えば違いますので、ついてしまった音程の癖やボウイングの癖を洗い流すだけです。

 W.A.モーツァルトのクラリネット五重奏曲から練習に入りました。一昨日まで演奏していたのもMozartなのですが、同じ作曲家とは思えないほどアプローチをかえてゆきます。ぶつけたり、押しつけたりした音色は和音の純粋さを求めるには邪魔になる気がするので、余裕を持って柔らかいタッチにしてゆきます。この切り替えが出来ないとオケ開けの練習は、ケバケバしたアンサンブルになってしまうものです。

 前回の練習より進んだ処で演奏が出来たような感じがします。

 郷津隆幸氏がお帰りの後は、L.vBeethovenの第3番を。  

 これまた一歩すすんだアンサンブルが出来るようになってきたように思えます。

 音楽的解釈をぎりぎりまですり寄せて、そのとおりに演奏しないと駄目という演奏方法は、だんだん息苦しくなります。お互いに絶対練習通りに毎回演奏出来るわけが無いのですから(それがライヴです。何かが起こったとき~誰かがよりうたってしまったり、間違いが起きたり、少しテンポをかえてしまったり)、それに対してどう対処するかというのは、長い間一緒に演奏してきたメンバーでないとさらに事故が大きくなってしまいます。オケの場合は指揮者に合わせれば良いので、いくぶん楽ともいえます。

 今日で、九十里位まで来たのではないでしょうか?あと百里までが一歩ずつ険しい道なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする