らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

プログラムノート

2011年02月05日 23時50分29秒 | 山形弦楽四重奏団
 皆さんは、演奏会に配られるプログラムをどう活用しているでしょうか?

 その日の演目の順番を知るだけ?もしくは、各曲の楽章数を確認して、拍手をするタイミングを間違いないように予習するアンチョコの役目に?開演前に少し早めに会場に行って、曲目解説を熟読して今日聴く曲の予習を一生懸命にしながら心落ち着かせて開演を待ちます??

 このプログラムに載せている曲目解説~山形Qではプログラムノートとしています。~は、いつも担当のメンバーの頭を悩ませています。辞典やCDの解説から知識を引っ張ってきて、ただ文字数を埋めるだけなら誰でも出来ます。(とは言っても結局そのパターンが多い気がしますが)

 どうにか気の利いた興味深い解説は書けないものだろうか?といつも悩んでいます。プログラムを家に持って帰ってから読んでも楽しめるような。私がフリーの時はよく新日本フィルの定期演奏会にエキストラとしてのせてもらっていました。その当時のプログラム解説は作曲家の吉松隆氏が書いていて、作曲家からの視点で誰にでも分かるように易しい言葉で解説していました。今でも家に何冊か残っているのですが、読み返しても面白いものです。

 文才がないと思っている私に出来る方法が無いだろうか?とここ数年悩んでいるわけです。

 例えば、今度庄内定期演奏会でL.v.ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.18-3を演奏します。その演奏会では解説は書きませんが、例えば「第1楽章:アレグロ、ニ長調、ソナタ形式。7度で飛躍する第1主題を第1ヴァイオリンが奏で、云々~~~」なんて、かしこまって書かれていてもほとんどのお客様は、面白くないし、飛ばし読みをするかも知れません。

 かといって、「今日は巨人の永久名誉監督の長嶋氏に解説してもらいましょう!「どもぉ~長嶋です。ベトベンの第3番ですか?いやぁ~その最初スロォ~リと始まったかと思った次の瞬間に4人の魂がバシッっとぶつかり合うんですよね。その後は?えぇ~私には分かりかねますけど。要するに私が言いたいのはベ~スボ~ルは素晴らしいと言うこと。巨人軍は永久に不滅です。コ~ルミ~タクシ~プリ~ズ!」ありがとうございました。」と完全にふざけてしまっては、書く意味もありません。苦笑。

 さてはて、第39回定期演奏会のプログラムノートはもっか頭痛の種です。

 
コメント (2)
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