らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

クァルテット・エクセルシオ2

2011年03月01日 23時59分29秒 | お気に入りのCD
 今日から3月。2月と3月では1日しかかわっていないのに冬と春のイメージの違いがあります。しかし、昨日は久しぶりのまとまった雪の中、岩手県水沢まで行きました。これから少しずつ春に向かうのでしょう。三寒四温。

 実は、3年前にクァルテット・エクセルシオのCDを紹介しました。
その時の記事
クァルテット・エクセルシオ

 その時からクァルテット・エクセルシオはCDを出さなかったわけではなく林光の作品集に演奏を収録したり、現代曲を録音したりしていたのですが、今回のCDは満を持して発売したエクセルシオのCDです。

 収録曲は、L.v.ベートーヴェンの第9番とF.シューベルトの「死と乙女」という名曲中の名曲です。彼らはこの3年間海外に演奏に行ったり、日本全国に行って演奏会やアウトリーチ活動をしながら活躍していました。(と書いてもその内容はWeb上でしか私も知りません。なかなか演奏会には駆けつけられないので)。

 このCDを聴いた感想を偉そうに述べさせてもらうと、団体としての質が変わってきたように思えます。まず比較論でしかありませんが、ここが魅力的な音を出して音楽を構成していた演奏が、和音一つ一つを雪上を歩くように一歩一歩しっかり歩んでいるのに吃驚させられます。

 乱暴に言えば、若い演奏から老齢の円熟した音楽にかわりつつある感じです。テンポも暴走せず、どちらかというとゆったり目のテンポで本当に綿密に大切に音楽を奏でている感じがします。たった3年で同じ団体とは思えないほど!!

 こういう真剣に真面目に取り組んだ音楽は、本当に好感が持てます。ますます私が好きな団体になってゆく気がします。これからも3年とは開けずに是非とも次のCDを発売してもらいたいと希望します。更なる活躍をお祈りしています。
HMVジャパン
コメント
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