らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

Aleksandr Konstantinovich Glazunov(1865~1936)Vol.3

2011年03月27日 23時59分05秒 | クァルテット
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 本日は久しぶりのお仕事。オーケストラの本番がありました。環境の悪い中、県民会館にたくさんのお客様がいらっしゃった事は、これから先いっぱいの不安を抱えている演奏者側にも元気をくれました。ありがとうございました。また、しばらくオーケストラ業務はお休みです。力を蓄えておかなくちゃ!

 さて、A.K.グラズノフの続きです。

 16才で、交響曲第1番の初演をしました。その時にその作品の素晴らしさに熱狂した観客は、舞台挨拶に出てきた若い学生に吃驚したそうです。ロシアの実業家M.P.ベリャーエフ(1836~1904)は、A.K.グラズノフの作品の素晴らしさに惹かれて、彼の作品を出版するだけの目的にベリャーエフ社をドイツのライプツィヒに設立しました。数年前までこの会社は続いていましたが、今はペーター社の傘下に入りました。

     
         M.P.ベリャーエフ


 M.P.ベリャーエフのウィキペディアの記事へのリンク
ミトロファン・ベリャーエフ

 優れた芸術家には、芸術を理解し擁護するようなパトロンはいるものです。


 今日は、その15才で作曲して、16才でM.A.バラキレフ(1837~1910・ロシア五人組の一人)の指揮での初演大成功した交響曲第1番 ホ長調 Op.5を聴いてみましょう!

 第1楽章:アレグロ・第2楽章:スケルツォ アレグロ・第3楽章:アダージョ・第4楽章:フィナーレ アレグロ

 全楽章通して、40分弱の大曲です。ポーランド民謡を多く用いた民族性溢れる曲です。チャイコフスキー・ロシア五人組の後を継ぐ良い作品です。
HMVジャパン
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