らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

残酷だけど

2015年01月18日 23時59分59秒 | クァルテット
 先日の山形Qでの練習録音をきいています。

 昔ほど自分が演奏した時の感覚と録音した音でズレは少なくなっています。演奏した時に何も問題がないと思っていても、録音したものが全然駄目!というのを10年以上やってきたので、少しは耳も感覚も向上したのでしょう。

 自分の演奏だけをチョイスしてきいてみるのは、これほど残酷な事はこの世の中にないのでは?と思うほど落ち込みます。音程の甘さや音色の選択のミス、リズムの甘さ、音楽性の欠如など必要以上に強調されて自分の耳に飛び込んでくるからです。自分では良かれと思ってやった事でも他人に迷惑かけている事は多くある事です。クァルテットは人間社会の縮図のようです。

 ここで大切なのは、大げさに自身を無くすことではなくて、プライドを捨てて「自分はまだまだ下手くそだ!」ということを認識することです。

 自分が下手なのを確認したら、どこが足りないか?どのような練習で補うか?考えてから一歩ずつ積み上げてゆく事です。本番まで試練は続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする