らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

浦島太郎

2021年05月15日 23時59分59秒 | 雑記

 私が山形響に入団したのは1999年10月で、実際は9月の頭からエキストラで仕事していましたので、生まれ育った東京から離れて約21年経とうとしています。

 東京にいた頃は世間の流れ(変化)に、好む好まざるに関係なく自然とアップデートされていた気がします。

 友達や知り合いとの話の中から、TVから流れてくる情報の中から、目に入る本や新聞雑誌の中から、移動している電車や街の中から・・・・。

 流行言葉や街の常識的なことまで、嫌でも少しずつ変化を強制されていたのだと思います。

 今のお仕事が忙しいのと、元からの友人の少なさ(山形では)、誰でも今は所有しているとされているスマートフォンを所有していないので、ちまたの情報が入ってきていない状態を、今の住居〜大江町に住んでから特に望んで生活してきました。

 田舎生活をしていると、温泉場で〜熊が出た、今年のさくらんぼは甘いらしい、あの道はこの間の大雨で不通だよなどの情報は得られますが、東京にいたときに得ていたような情報はほぼ入ってきません。

 今流行っている歌手も知らないし、こういう言葉が流行っている、どんな食べ物が流行っているなども全然知らないのです。

 ごくたまに東京の実家に行っても、母親や妹達の会話している内容について行けないことも多々あります。

 完全に浦島太郎状態ですが、情報過多社会とはほぼ正反対の情報過疎状態の方が、人は幸せなのかもしれません。

 実は必要の無い情報に自分が影響される事も無いですし、心のスペースは年々大きくなってきている気がするのです。

 このまま、幸せな田舎生活を続けたいと思っています。

コメント
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